2000.5.5
 今月の特集『居酒屋カクテルの新時代到来』(1/3)面
-カクテルが集客素材になる!-
今月の特集キーワード  
  ワインの次は再びカクテル・ブーム!?居酒屋に変化の兆し 1面
  1杯400円以下でバリエーション豊富に写真付きメニューで訴求 1面
  お客様の好みに合わせ対応アイテム500種類カクテルで常連づくりも 2面
  覚えやすくイメージの湧く魅力あるネーミングでロングランヒット! 2面
  金券・イベント・飲み放題少ないアイテムでも”お得“な企画で勝負! 3面
  戦力となった今こそ居酒屋カクテル戦争がスタートする! 3面

ワインの次は再びカクテル・ブーム!?居酒屋に変化の兆し
 このほど大蔵省がまとめた「ホワイトスピリッツの輸入量の推移」によると昨年1〜11月の累計がジン、ラム、ウォッカ、テキーラの4アイテム揃って、4年ぶりに前年度を上回った。また、国税庁がまとめた1〜9月分の酒税課税数量(国産・輸入計)によると、ビールや果実酒が前年割れで伸び悩んだのに対し、リキュール類は前年比31・7%増。伸び率で見ると、焼酎を抑え発泡酒などの雑酒に次ぐ2位のめざましい伸びとなった。各メーカーが発表した昨年一年間の販売数量で見ても、人気のフランス産ライチリキュール”DITA“の62%増を始め、人気フルーツリキュール”パッソア“が軒並み2ケタの伸び。その要因のひとつは、カクテル需要の増加にあると考えていいだろう。ワインのブームが過ぎ定着へと移り変わる陰で、次なるニューウェーブの旗手として、カクテルは着実にそのシェアを広げていたのだ。
 特にアルコール離れが騒がれて久しい20代女性たちを中心にカクテル人気が広がっている。当紙が97年に行ったアンケート調査でも、すでに20代女性がよく飲むドリンクの首位に、ブームだったワインを凌いで「カクテル」の名が挙がっている。しかも、その場所として彼女たちが選んでいるのは「居酒屋」。すでに3年前には”居酒屋にカクテルは常識“となっていたわけだ。
 しかし、当時はまだその満足度は低かった。「味が薄い」「種類が少ない」というのが最大の理由。当然、不況下で激化する過当競争の中、居酒屋も黙って手をこまねいているわけにはいかない。・・・・・・居酒屋のカクテルが変わり始めた。その、居酒屋における変化こそが、今回のブームのカギとなりそうなのだが・・・・・・果たして、どう変化したのか? 本当にカクテル・ブームは進行しているのか!? 繁盛店の現状に、その動向を探ってみよう。
※20代女性の飲食動向調査('97年 フードリンクニュース調べ)
1、最もよく利用するお店
1 居酒屋 273名
2 イタリアン 132名
3 和食店 63名
4 カフェ 58名
5 バー 57名
6 エスニック店 25名
7 フレンチ 10名
2、恋人とよく利用する店は?(複数解答あり)
1 イタリアン 42名
2 居酒屋 37名
3 カフェ 25名
4 和食レストラン 24名
5 バー 22名
3、居酒屋ではまず最初に何を飲みますか?
1 ビール 41%
2 カクテル 21%
3 酎ハイ 12%
4 日本酒 5%
5 その他 22%
4、飲食店に行く場合のポイントは?
1 68名(46.9%)
2 店の雰囲気 43名(29.7%)
3 価格 21名(14.4%)
4 利便性 3名(0.2%)
5 話題性 2名(0.1%)
  その他 8名(8.7%)
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