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2000.7.21
第2回フードリンクセミナー「飲食店開店セミナー」大盛況だった様子を紙上リポート
 日比谷バー経営の環境開発社長の大城さんが講師

 去る4月25日(火)に東京、渋谷のフォーラム8で、第2回フードリンク主催セミナーが行われた。テーマは「飲食店開店」。講師に有限会社環境開発の社長、大城政次さんをむかえ「業界の現状と開店のポイント」をご教示いただいた。大城さんは、バー、クラブ、レストランのバーテンダーとして飲食の世界に入られ、日本バーテンダー協会のカクテル全国大会で優勝した経歴もお持ち。その後、サントリーのグルメ事業部の設立に参加。白札屋、膳丸のスーパーバイザー、プロントの立ち上げにも携わった。平成元年に独立、日比谷バー1号店をオープン。現在は17店を直営で経営されている。また、店舗プロデュースやコンサルティングにも活躍されている。

項目別に具体例を列挙分かりやすいセミナーと評判

  セミナーには40名程が参加。実際に飲食店を開店しようと思っている人に尋ねるかたちで始まった。
「業態は何ですか?」
「立地はいかがですか?」
「お店の坪数は?」
「客単価はどのくらいを想定していますか?」
「投資はどのくらい?」
「自己資金はいくらありますか?」
「利益はいくらくらいを想定していますか?」
と矢継ぎ早に質問が飛んだ。
 大城さんいわく、
「漠然とお店をやりたいと思っているだけでは駄目なんです。しっかりと数字や目標を把握しなくては」 と言うことだった。話は、「プロント」開店時の具体的な数字などから入り、
1 物件条件
2 金融機関
3 売上不振
4 競合店進出
5 人材育成
6 投資効率
の順に具体例とともに語られた。  

 特に4「競合店の進出」では調布市に進出してきたワタミフードが、ビルまるごとを白木屋、和民、魚民で展開。迎え撃つ日比谷バーの奮闘ぶりを冷静にかつ綿密に語ってくれた。
 セミナーがお終いに近づくと、質問コーナーがあるのだが、中身の濃いお話に圧倒されたのか、なかなか参加者からの第一声が発せられなかったのが印象深かった。
 6月14日(水)には、借地・借家法の改正に伴う「飲食店の不動産トラブル」をテーマに第3回フードリンクニュースセミナーが行われた。こちらの様子も紙上リポートの予定。
 また、セミナー受講希望者はインターネットをチェックするか編集部まで気軽にお問い合わせいただきたい。

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