20世紀の初め、銀座に出現した「カフェ」は文化人の溜まり場だった
カフェとはフランス語で「コーヒー」の意。転じてコーヒーを飲ませる店も指すようになった。
日本で1900年代初期に銀座に出現した「カフェ」は、呼び名が現在と同じでも女給が酌をして洋酒類を飲ませる飲食店だった。
女流作家林芙美子、宇野千代らもカフェで女給をし、画家、文士、演劇人らのたまり場となっていたという。
カフェは、過去、現在を通じて流行・文化の発信元だったのである。
それでは現代のカフェはどうか。いくつかの例を挙げながら考えていこう。
|