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どの街に行っても、必ずと言ってよいほど目にする「牛角」のロゴ。
力強いタッチの手書きの□で囲った中に、ダイナミックな「牛角」という字が踊る。
シンプルで当たり前のように見えるデザインであるが、
「このお店なら美味しいはず!」と思わせる。
この「牛角」のロゴ・デザインで、一気に人気デザナイナー街道を駆け上り、業界では、いまやひっぱりダゴの存在となった黒崎
仁氏。
デザイナーとして活躍する前は、日比谷バーのバーテンダーであり、デザインや絵画の勉強は、一度も経験なしという黒崎氏の素顔に迫る!
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● プロフィール
黒崎 仁(くろさき
ひとし)氏 |
有限会社 創造計画のクリエイティブ・プランナー、デザイナー
1962年9月8日 東京葛飾生まれ。
駒澤大学在学中より、ピテカントロプスのバーテンダーのアルバイトに没頭。
卒業後は、自然と飲食業界の道へ。
レストラン・バー「ディックス・バー」などのホール・スタッフを経て、
(有)環境開発計画が経営している「日比谷バー」の人気バーテンダーへ。
ひょんなことから、周囲の人々に絵を褒められ、いつのまにかデザイナーとし
ての地位を築くことになった。 |
飲食業界のバイトに
明け暮れた学生時代
「優秀なデザイナーさんがたくさんいらっしゃるのに、僕みたいな人物が、あれこれ語ってもいいんでしょうかねぇ…。」と、初めからとても謙虚な姿勢の黒崎氏。
「牛角」のロゴ・デザインを始めとして、日本全国のさまざまな業態の飲食店の看板、
ロゴ、DMデザイン、チラシやメニューの書体にイラストetc..を 手がける黒崎氏の作品をみれば、誰もが「美大卒ですか?」と尋ねる。
最近、黒崎氏が手がけた、ある和風炭火焼き店のDMチラシには、 鉢巻き姿で魚を炭火で焼いている調理人の姿や、美味しそうな釜飯の
イラストなどなど…楽しいイラストがいっぱいに描かれている。
暖かな色合いの繊細なタッチのイラストは、心和ませる親しみに溢れたものだ。
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取材・執筆 袴 もな 2003年3月30日
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