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 2003.3.30  
 どの街に行っても、必ずと言ってよいほど目にする「牛角」のロゴ。
 力強いタッチの手書きの□で囲った中に、ダイナミックな「牛角」という字が踊る。
 シンプルで当たり前のように見えるデザインであるが、
 「このお店なら美味しいはず!」と思わせる。
 この「牛角」のロゴ・デザインで、一気に人気デザナイナー街道を駆け上り、業界では、いまやひっぱりダゴの存在となった黒崎 仁氏。
 デザイナーとして活躍する前は、日比谷バーのバーテンダーであり、デザインや絵画の勉強は、一度も経験なしという黒崎氏の素顔に迫る!

 
● プロフィール
 黒崎 仁(くろさき ひとし)氏
 有限会社 創造計画のクリエイティブ・プランナー、デザイナー 1962年9月8日 東京葛飾生まれ。

 駒澤大学在学中より、ピテカントロプスのバーテンダーのアルバイトに没頭。
 卒業後は、自然と飲食業界の道へ。
 レストラン・バー「ディックス・バー」などのホール・スタッフを経て、 (有)環境開発計画が経営している「日比谷バー」の人気バーテンダーへ。
 ひょんなことから、周囲の人々に絵を褒められ、いつのまにかデザイナーとし ての地位を築くことになった。
飲食業界のバイトに
明け暮れた学生時代


 「優秀なデザイナーさんがたくさんいらっしゃるのに、僕みたいな人物が、あれこれ語ってもいいんでしょうかねぇ…。」と、初めからとても謙虚な姿勢の黒崎氏。
 
 「牛角」のロゴ・デザインを始めとして、日本全国のさまざまな業態の飲食店の看板、 ロゴ、DMデザイン、チラシやメニューの書体にイラストetc..を 手がける黒崎氏の作品をみれば、誰もが「美大卒ですか?」と尋ねる。
 最近、黒崎氏が手がけた、ある和風炭火焼き店のDMチラシには、 鉢巻き姿で魚を炭火で焼いている調理人の姿や、美味しそうな釜飯の イラストなどなど…楽しいイラストがいっぱいに描かれている。
 暖かな色合いの繊細なタッチのイラストは、心和ませる親しみに溢れたものだ。

 
  取材・執筆 袴 もな 2003年3月30日
 

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