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グローバルダイニング総料理長を経て、レインズインターナショナル100%出資の子会社アートフードインターナショナルを設立した渡邉明氏が、新たな活動を開始した。
その胸中秘めた再スタートの抱負を聞いた。 |
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かつてグローバルの頂点で
華麗で斬新なメニューを考案
6月の初めより、アートフードインターナショナルを設立した渡邉明氏の様々な噂がフード業界に飛び交っていた。当代きっての実力派シェフであるだけに、どれが真相であるのか?噂は本当なのか?大いに興味がそそられるところであった。
そして、このほど渡邉氏とコンタクトが取れ、氏より忙しい中の短いメールのショートメッセージであるが、新事業に取り組む決意のほどを聞かせていただいた。
内容については、のちに明らかにするが、その前に、渡邉氏の経歴をおさらいしてみよう。
渡邉氏は子供の頃からの夢であった「料理人」になるために、イタリア料理店などでの修行、期間限定で小さなビストロなどを経営した後に、イタリアに長期の料理修行に出る。
そして、帰国後、92年10月、「ラ・ボエム」、「ゼスト・キャンティーナ」など、今のカジュアル・ダイニングの祖となる店を東京都内にオープンしていた当時の長谷川実業、現在のグローバルダイニングが、タブローズを代官山に出店するのを機に、同社に入社。長谷川耕造社長と出会う。
同社のアメリカ研修で、ビバリーヒルズの「スパゴ」、ロサンゼルス「チャヤ・ブラッセリー」など先端都市での独創的な料理、洗練された雰囲気とサービスに大いに啓発され、シェフとしての腕を磨いていった。
その腕前のほどは、99年8月に出演した「料理の鉄人」で存分に明らかにされた。和の鉄人・森本正治と「アオリイカ」対決を行った渡邉氏は僅差で敗れたものの、氏が調理した「イカワタのパーニャ・カウダ」、「イカバジルパスタ」、「イカボールフライ」、「イカスミスープのラビオリと手まり寿司」の4品は、華麗で独創的、計算された組み立ての素晴らしい出来ばえで、大いに注目を集めた。
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