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 2004.2.7  

 これまで、店での支払いは現金やクレジットカードが主流だった。
 それが、近い将来、Suicaや携帯電話で支払えるようになるという。
 ユーザーや店にとってどういったメリットがあるのか?
 利便性を追求したICカードの普及とともに探ってみた。
 
 
生活を便利にするICカード

「VIEW Suika」の実施を告知するのぼり
 近年、クレジットカードなどの金融系カードや、定期券などの交通系カードなどの各種カードについて、従来の磁気カードに替わりICカードの導入が進んでいる。ICカードとは、極めて薄い半導体集積回路(ICチップ)を埋め込み、情報を記録できるようにしたプラスチック製カードだ。磁気カードに比べて100倍近いデータを記録でき、データの暗号化が可能なため、偽造に強く安全性が高いという利点を持つ。

 そして、ICカードでも現在、様々な分野から注目を集めているのは、非接触ICカードと呼ばれるタイプ。接触型が、外部の読取装置にカードの接点端子を接触させてデータのやりとりを行うのに対し、非接触型はカードを接触させずに読取装置にかざすことで、カードに内蔵されたアンテナを通じて電波でデータのやりとりを行うのだ。

 その存在を身近にした代表といってもいいのが、2001年11月に導入されたJ R東日本の「Suica(スイカ)」である。この非接触ICカードは、パスケースに入れたまま利用できるほか、チャージ(入金)機能により自動券売機や乗越し精算機に並ばなくてもよいなど多くの利便性を持ち、画期的な出改札システムを構築した。


 

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