2004.7.18 |
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あ然とするとはこのことだろうか。「牛角」をはじめ外食FCビジネスで急成長を続けきたレインズ・インターナショナルが、首都圏中心に店舗網を持つコンビニ、am/pmを買収した。
M&Aは往々にしてトップシークレットであるが、それにしても何の噂も出ない急な話で、外食がコンビニを買うというのも初めてのケースである。レインズの真意をはかりかねている人も多いのではないか。情報の少ない中、同社がいまなぜ、コンビニ経営だったのかを探ってみた。
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接客と陳列を変えただけで大幅な売上増
「レインズの西山社長と直接、お会いしてうかがったわけではないんで……。“感動創造”というコンセプトでいい接客をされていると聞いていますが……」。
エーエム・ピーエム・ジャパン(以下、am/pmと記す)広報の鈴木氏の戸惑いは明らかであった。
7月13日付け、日経流通新聞の1面で「レインズ、am/pmを傘下に 牛角流接客でコンビニ再生」という見出しが踊った。
その記事の内容には、炭火焼肉「牛角」チェーンなどを展開するレインズ・インターナショナル(以下、レインズと記す)が、「常連客の名前を覚える」、「飲食店の基本動作であるラウンド(手のすいた店員が店内を巡回して、不都合がないかをチェクする)の応用」、「女性客の目線に合わせて陳列棚の高さを15センチ下げる」などの改善で、今年4月からFCとして加盟していた、am/pm赤坂一つ木通り店の日販を、今年3月の36万円から、7月1週には58万円にまで大幅アップさせたとあった。
この成功がレインズのam/pm買収の動機であり、このようなレインズ流接客法が今後、am/pmに適用されるとのことが、あたかも既定の事項であるかのように報道されていた。
そこで、真偽を確認するために、am/pmに問い合わせたのだ。
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