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2004.9.26
 健康増進、ダイエットにいいということで、酢のブームが再燃している。ハチミツや黒 糖を入れて飲みやすくした黒酢やもろみ酢のドリンクにプラスして、今秋はジュース感覚 で飲めるフルーツ酢に人気が沸騰。健康を気にする中高年のみならず、若い女性にまでビ ネガー・ファンが広がっている。
デザインもお洒落な「オークスハート」の
デザートビネガー
本邦初デパチカお酢の専門ショップ! 

 デパチカの一角に並ぶ樫木の樽。樽の前の売り場では元気な店員による試飲販売で、味見の人だかりができている。海外から人気のワインかウィスキ ーでも来たのかなと思いきや、小カップの中味は甘酸っぱい果実酢である。
 これを4〜5倍のよく冷えた水で割って飲む。アルコールの入っていない、ワインのようと言ったらいいのか、なかなかに香ばしい味わいだ。酢は「 酸っぱくて、飲みにくいが、体にいいのでがまんして飲むものだ」といった、既成概念が覆されてしまう。
 このユニークなショップは、酢の新しい飲み方を提案する専門店で、「オークスハート」という。
 創業より120年続く岐阜県八百津町の酢の老舗メーカー、内堀醸造が昨年2月26日、名古屋駅前のジェイアール名古屋タカシマヤに、3周年リニ ューアルの一環として初出店。「酢の情報発信基地として、酢の世界の広さをお客様に伝えてほしい」というタカシマヤの要請で、他社製品を含めて5 0種類を超える豊富な品ぞろえを持つ、日本初の酢の専門店としてスタートした。
 好評につき、今年9月1日には横浜駅前の横浜タカシマヤに2号店を出店し、関東でも話題になっている。
 当初はもっぱら蔵元直送の生酢の量り売りを行っていた。黒酢、ブドウ酢、カシス酢、オレンジ酢、レモン酢、ラズベリー酢、ブルーベリー酢など、 常時10〜16種類(横浜店は7種類)をそろえて販売したのだ。

2004年9月26日 取材・執筆 長浜淳之介
 

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