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フードリンクレポート


<ライジングシェフ・シリーズ⑤>
「エルブジ」と「アグリツーリズモ」を結合させる。
茂呂 岳夫氏
「バックエントランス」 シェフ

2008.2.6
「エルブジ」での2年間を含め、イタリア・スペインで7年間修行した茂呂シェフ。現在は銀座に出来た森田デザインのイタリアン「バックエントランス」で泡とゼラチンの魔術を見せてくれる。アグリツーリズモが目標だ。


「バックエントランス」厨房に立つ茂呂岳夫氏

「エルブジ」仕込の創作イタリアン

 茂呂氏は、世界の著名な料理人・美食家が注目するスペインの3つ星レストラン「エルブジ」で2シーズン修行した新進気鋭のシェフだ。「エルブジ」は4〜9月のみの期間限定で営業し、10月に翌年の予約が開始され、10月中には全てが埋まる。以降はキャンセル待ちのみという人気店だ。

 働くのは東京・銀座の隠れ家レストラン「バックエントランス」。2007年12月に開店したばかり。その名の通り、入口は正面にはなく、裏口が入口となっている。ホテルの1階にあるが、正面に立つと、どこから入ればよいのかとまどってしまう。ぐるりと回って、路地裏が正式なエントランス。

 デザインはグラマラス、森田恭通氏。ドアを開けると目の前に大きなシャンデリアがしつらえられたスタンディングバー。奥のレストランフロアは、エルメスなどブランドのスカーフを多様した内装になっている。メニューカバーもエルメス。

 そして、「エルブジ」で修行した茂呂氏の料理は、森田デザインに負けずクリエイティブだ。


モッツァレラ・ウハラのカプレーゼ バルサミコのシート包み(1800円)

全文(有料会員専用)の見出し
「エルブジ」では、早く行くと怒られる
将来は、アグリツーリズモ
(写真全9点)

茂呂 岳夫(もろ たけお)
「バックエントランス」 シェフ。1976年生まれ。埼玉県出身。イタリア、スペインで7年間修業。その間、世界の著名な料理人・美食家が注目する3つ星レストラン「エルブジ」で2年間教えを受けた。

「バックエントランス」(2007年12月1日オープン)
東京都中央区銀座6-4-14 ベルビューホテル1F
電話 03-6254-6118
http://back-entrance.jp/

「エルブジ」
http://www.hattori.ac.jp/elbulli/swf/

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2008年1月25日取材

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