フードリンクレポート
イケメンのフレアバーに、オープンエアのバー。名古屋の最新バー事情。
こんなカクテルに誰がした?あの美味しさとカッコ良さをもう一度! Day16
名古屋のバーシーンは今どうなってる?
・イケメンのフレアバーに、オープンエアのバー。名古屋の最新バー事情
名古屋に行く機会があったので、名古屋で最近注目されているバーを訪ねてみました。
まず訪れたのは、フレアショーが見られる「TATULA」(タトゥーラ)栄店。フレアといえば、バーテンダーがボトルやシェーカー、グラスなどを用いてパフォーマンスをしながらカクテルを作るショースタイルのバーテンディングのこと。最近以前にも増して注目を浴びています。
名古屋では規模のある有名な人気フレアバー。
名古屋市内に2店舗を展開する「TATULA」のオーナーは元フレアの世界チャンピオン滝藤育伸氏。バーの営業のみならず、イベントなどでのショーを行ったり、フレアバーテンダーを育てる本格的なスクールや個人レッスンも行っているそう。3年前から開校しているスクールの初級クラスの卒業生は30名を超えたそうです。
技術を磨いたフレアバーテンダーのパフォーマンスは見応え十分。
通常営業時は、フレアカクテルのメニューからオーダーをするとフレアスタイルでカクテル提供が行われ、誕生日などのお祝いであらかじめ予約をしておくと、複数名のバーテンダーによるショースタイルのフレアが楽しめます。訪れた日も、ちょうどテーブル席の女性グループの一人がお誕生日。そのお祝いのフレアショーが始まりました。
ショーを予約しなくても、フレアカクテルを頼めばフレアの一部を見られます。
照明が暗くなり、DJスタイルのアナウンスがスタートの合図。息の合ったフレアバーテンディングが始まります。個人技あり、チームプレーあり、カウンター内で繰り広げられるパフォーマンスは、高さと早さがあって迫力満点です。そして、パフォーマンスを披露するバーテンダーはイケメン揃い。人気があるのも頷けます。予約ありきのショーですが、だいたい毎日1回以上は見られるとのこと。
チームでのフレアは、迫力満点。
ちょっとお客さんが少なかったのが残念。景気が戻って来た感のある東京と比べると、まだまだ名古屋の夜の景気は悪い様子です。
続いて訪ねたのは全く違うタイプのバーで、矢場町にある「Manotte」(マノット)。パルコやロフト、オシャレな美容室などがある若者に人気のエリアの真ん中に位置していますが、隠れ家的雰囲気の漂う大人のバーです。6階建てのビルの上から2フロアを使い、カウンター、テーブル、テラス、ラウンジスペースと、業態はバーですが、様々なシーンで使えるようになっています。最上階のソファー席のラウンジスペースとテラスは、芸能人もよくお忍びで使っているとか。
大人の隠れ家的バー「Manotte」
最上階のラウンジスペースは、芸能人もお忍びで使うとか。
ラウンジスペースのコーナーディスプレイ。
ここの売りの一つは、間違いなくオープンエアの開放的な空間。2フロアとも、道路に面している側が全て窓で、開け放たれています。ビルの最上部ということもあり、カウンターに座っていても夜風が気持ちよく頬をなでます。都心にいることを忘れてしまいそうです。
全面窓で開け放たれているため、外にいるような開放感。
こういうバーでは、バーテンダーにお任せでカクテルを作ってもらいたくなります。まず、夏らしく、お気に入りのDITAを使ったカクテルをオーダー。出されたのは、赤が色鮮やかなカクテル。飲んでみると、甘さ控えめでほろ苦さも感じる大人の味。とても好みの味で感動。
初めての来店なのに、好み通りのカクテルが。
DITAの他には、なんと赤ワイン、カシスリキュール、そして紅茶のリキュールが入っているそうです。ショートカクテルでと告げただけですが、私の持ち物や雰囲気から好みを推察し、組み合わせを考えて作るそうです。私のワイン好き、赤が好き、というのもピッタリ当てられたのは驚きです。
ウイスキー×赤ワインのカクテル。
この赤ワインと紅茶リキュールの組み合わせがあまりにも気に入ったので、バリエーションのカクテルをリクエスト。すると、スコッチウイスキーをベースにしたカクテルが登場。こちらはビターな風味が増して、さらに大人な味に仕上っていました。
まだまだ飲食店の景気が戻らないという名古屋ですが、素敵なバー、頑張っているバーテンダーの方がたくさんいました。名古屋の夜がもっと盛り上がりますように。