第8回 2003年12月6日 | |
レインズより新業態『てっぱち屋』4店目の渋谷宮益坂店オープン! | |
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渋谷駅から明治通りを歩くと景気の良いお店がたくさん並んでいる。てっぱち屋は大通りから一本奥まった場所に建つ複合商業ビル「ヒューマックスパビリオン渋谷宮益坂」最上階にある。オフィス街にある落ち着いた立地ではあるが、飲食店がまとまって出店しており、人通りが多い。入口ではお店選びをしている20〜30代の女性5名の傍らを抜けて、エレベーターに乗り込んだ。
入口近くには4名個室がふたつ、中にはカウンター席とテーブル席があり、奥に20名まで入れる掘り炬燵(こたつ)式あがり間がある。席数は全体で 60席ある。お話をレインズインターナショナルの佐藤稔氏に伺った。 「30代前後のお客様にも楽しんでいただけるように、渋谷でも落ち着いた場所を選びました」 このビルには同じくレインズの『土間土間』が出店しているが、 『てっぱち屋』はそちらより客単価を高く設定しているそうだ。 ワインはボトルで2200円〜3200円の品揃えで、 グラスワインもある。日本酒は「久保田千寿」 「天狗舞山廃仕込」等、焼酎は「中々」をはじめ 麦・芋・米・黒糖と幅広く揃っている。 「メニューは年に6回変える予定です」 6回というのは大変な数字だが、常に新メニューを考えているそうだ。現在のメニューの中からお薦めを3つ挙げていただいた。
- - - - - - - - 680円 2.厚切り牛タン焼き(牛角の人気メニュー) - - - - - - - - 680円 3.てっぱち玉子焼き(海鮮・野菜等8種類の具が入っている) - - - - - - - - 680円
てっぱち玉子焼きは店員が席まで来て直接焼いてくれる。とにかく素材が自慢ということなので、帆立と牛タン・いろいろきのこ(580円)を撮影させていただいた。 「通常メニューばかりでなく、差込メニューで特にお薦めのお料理も紹介しています」 12月8日(月)から冬季限定メニューを出すという。落ち着ける雰囲気だが、飽きさせない工夫は絶やさないわけだ。
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『てっぱち屋』は比較的新しい業態で、来春をメドにで多数出店するそうだ。栄えある渋谷宮益坂店の店長となった千賀啓一郎氏に抱負を語ってもらった。 「うち(レインズ)の社長のように、日本経済史に名を残すのが夢です」笑いながら語っていたが、オープンの時にはスタッフと円陣を組んで檄を飛ばしたらしい。 「以前は商店街にあるお店にいたので、リピーターのお客様がたくさんいらっしゃいました。ここ渋谷店でも寛いでいただける、終電まで時間を忘れて過ごしていただけるような(笑)お店にしたいですね」 店内は鉄板の脇と上に排煙機が完備されており、においはまったく気にならない。カウンター席の下には引き出しがついていて、コートや鞄をしまうことが出来るのもうれしい。 タイに旅行したときに食べたトム・ヤム・クンの味が忘れられないそうで、「いつかトム・ヤム・クンをお通しに出すお店をやってみたいです」と話してくれた。 レインズは比較的若い店長が多いと思うが、千賀店長のように夢を語って笑顔を絶やさないスタッフがたゆまない成長を支えているのだろう。12月中に初のファミリーレストラン業態『Dexee』南町田店や『ony』銀座店を出店するなど、この年末もレインズインターナショナルから目が離せない。
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2003年12月5日 取材 執筆 山越 龍二 | ||||||||||||||||
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