第28回 2004年5月1日 | |
アトレ品川に鳴り物入りで出店した「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」はニューヨーク本店に続く第2号店だ。内装からレシピまで本店と変わらないサービスを受けられる同店は旬の生ガキを産地から選ぶことが出来る。 | |
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中でも客足の途絶えないのが、「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」である。 インテリアから料理レシピまで、90年の歴史を持つニューヨーク本店の伝統を忠実に守っている。 内装は本店そのままの雰囲気を再現。木目や茶系のタイルを多用し「古き良きアメリカ」を感じさせるクラシカルな臨場感も継承。テーブルクロスや照明等細部においても、アメリカから取り寄せるほど、そのこだわりはうかがえる。
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国内外の旬の生ガキを4種8個盛りつけている。 食べ比べてみると国産ものの方が磯の香りが強く、アメリカ産のものはさっぱりとしつつもコクがあった。 ちなみに国産の生ガキはすべて直に仕入れ、鮮度の良い高品質なものを揃えている。 また、ほとんどの人がオーダーするという「ニューイングランド・クラムチャウダー」「マンハッタン・クラムチャウダー」は本店のOKをもらうのに1番時間がかかった妥協のない本場の味である。 |
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これからの季節はテラス席でも楽しめる。 アメリカの食文化をそのまま日本に持ち込み話題をさらった同店はサービスにも高水準を求め、ランチの時間帯からクロークを開き、スタッフを配している。 さらに驚くべきは樽生ビールのラインナップだ。 国産はもちろんバスペールエールやギネスといった個性的なドラフトビールを7銘柄揃えている。 |
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ディナーに行くのであれば120種類のワインリストを手に、産地別の生ガキを食べ比べてみるのもいいだろう。 ワインは、フランスワインの白が中心となる。 グラスも16種類楽しめるので、1人で立ち寄ってロウ・バーで生ガキ1〜2個を白のグラスで・・・といったカジュアルな利用の仕方もおすすめである。 |
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取材・執筆 山越 龍二 2004年5月1日 | ||||
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