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フードリンクセミナー 一覧

2007年


第57回フードリンクセミナー
『1000店舗をめざせ!』
〜すかいらーく創業者、横川氏が若手経営者を激励〜


【講師】 横川 端(よこかわ ただし)氏 株式会社すかいらーく 最高顧問
【開催日】2007年11月26日
【参加者】55名
【会場】渋谷フォーラム8

【内容】
 1962年、兄弟4人で食品スーパーを開業。「いつも新鮮、いつも親切」がコンセプト。無数に店を増やしたいという望みを叶えるため、当時から兄弟間のルールとして、後継者は一族から出さない、家族同士は付き合わないと決めていたそうです。その後、スーパーマーケットの誕生とともに、スーパーは衰退。
 そして、1970年に東京・府中市に「スカイラーク」の1号店を生みだします。当時は、家族団欒の場と考えた訳ではなく、全ての人に気軽に便利に安く食事が出来る場所として考えました。洋風メニューがファミリー層に受け、マイカーブームとともに、1978年には100店舗にまで拡大します。
 セントラルキッチンやPOSシステムをいち早く導入し、ローコスト・オペレーションを常に意識。子会社を設立させ、和食「藍屋」、中華「バーミヤン」と業態を広げ、1992年には、すかいらーくグループとして1000店舗を達成。98年には、すかいらーく単体でも1000店舗達成しています。
 しかし、バブル崩壊による業績低迷を晩回するため低価格レストラン「ガスト」業態を1992年に開発。「すかいらーく」からの転換を進め、2003年には「ガスト」単一業態として唯一の1000店舗を達成。
 その間、2001年には沖縄に出店し47都道府県を制覇。02年にはすかいらーく単体で2000店達成しました。
 すかいらーくの業績悪化。抜本的な再建を行うために、東証1部上場から非上場とする道を選択。06年に創業家(横川家)を中心とした経営陣による企業買収MBOを実施し、9月に非上場企業となり、現在、3男の横川竟氏が会長兼社長兼最高経営責任者となり再建に力を注いでいます。
 不振の原因として、ファミレスの役割を中食など他でも果たせるようになった、メニューの多様化・革新性が失われた、マネージャーが組織の一員になってしまったこと、等を上げられました。

【講師プロフィール】
生年月日: 昭和7年(1932年)1月21日生れ
出 身 地 :長野県 諏訪市
略 歴   :昭和22年 3月 長野県立諏訪清陵高校中退
       昭和22年 4月  諏訪精工舎入社
       昭和39年 3月  同社退社
       昭和39年 4月 ことぶき食品有限会社 取締役
       昭和46年 3月  同社専務取締役
       昭和49年11月  株式会社すかいらーく に商号変更
       昭和53年 3月  同社取締役会長
       昭和59年 7月  同社代表取締役会長
       平成 9年 3月  同社取締役グループ統括機構代表理事
       平成13年 1月  同社取締役最高顧問
       平成15年 3月  同社最高顧問 現任
        *昭和63年 4月〜 (財) 東京交響楽団理事長 現任
賞 罰   :昭和63年 5月 藍綬褒章受章
       平成14年11月  勲二等瑞宝章受章

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