・不思議と馴染みのある新しい味
開発者の高須一郎氏(業務用ビジネス・ユニット 商品企画部課長)が生み出した渾身の商品だ。もともとは、トマトの価値をもっと日本人の食事に普及できないかと考えて開発がスタート。トマトの外食での使い方の流行をウォッチして、トマトの用途が洋食から和食に広がっているのを察知。トマトと日本伝統の調味料、ゆず等を合わせる新商品のシリーズを思いついたという。単純だが、今までになかったアイデア。
「2月に発売して未だ2ヶ月しか経っていませんが、旅館、ホテル、居酒屋、イタリアン、ビュッフェ、蕎麦屋、そして社員の健康に気づかう事業所給食と様々なところから引き合いをいただいています。」
トマト加工品と言えば、ケチャップ、トマトソース、ダイストマト等が浸透しているが、全く新しい調味料として、登場した新商品だ。現在は家庭用市場で販売する予定はなく、業務用専用の商品なので、店側にとっても付加価値が高い。
開発者の高須一郎氏(業務用ビジネス・ユニット 商品企画部課長)
・今までのメニューが、簡単に新メニューに生まれ変わる
和食で味噌、醤油、ぽん酢等を使うシーンで、完熟トマトを使用した「和トマト」で簡単に新メニューができる。最も分かりやすいのは、料理の色が赤くなること。原料の7〜8割が完熟トマトなので、例えばつゆの茶色が赤に変わる。鮮やかな彩を視覚でお客に伝えることができる。
さらに、完熟トマトの程良い酸味がお客の食欲をそそる。そして、完熟トマトのうまみが生き、塩分を少な目に設定しているにもかかわらず、美味しく感じることができる。 さらに、抗酸化作用のあるトマトの赤い色素リコピンを豊富に含んでいる。
「トマみそ」はトマトに味噌等を独自に配合した。500グラム1袋に約14個分のトマトが使用され、鰹、昆布の旨みも効いている。野菜スティック、サバの味噌煮、豚汁、焼きおにぎりなどに味噌の代わりに使用すると、美味しくて、しかもお客の驚くメニューが作れる。
「トマみそ」
「トマみそ」で作る、赤いトマみそ焼きおにぎり
「トマぽん」はトマトに醤油、酢、ゆず等を独自に配合したもの。1.8リットルパックに約31個分のトマトが使用され、ゆずの香りが効いている。しゃぶしゃぶ用にユニークな「トマトだれ」はどうだろう。冷しゃぶサラダのドレッシングにも使える。
「トマぽん」
「トマぽん」で作る、豚肉の冷しゃぶトマぽんサラダ
「トマつゆ」はトマトに醤油、鰹だし等を独自に配合したもの。1.8リットルパックに約29個分のトマトが使用され、鰹の旨みが効いている。和風冷製パスタのソースや、トマト鍋、鶏南蛮の「赤うどん」、牛肉を炒めて「赤牛丼」などユニークメニューがたくさん作れる。
「トマつゆ」
新しいメニューで集客力をアップさせたい店には、普段使っている調味料を「和トマト」に代えるだけで、感動メニューを作ることができる。これから暑くなるシーズンに向け、普段の様々なメニューをトマト色に染めて、元気メニューとして提案してみてはどうだろう。