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2010年1月22日

2009年の外食の顔、「餃子の王将」「鳥貴族」。外食アワード2009発表。

「外食アワード」は、外食産業記者会が2004年の創立25周年を機に記念事業として、「外食産業の発展と外食の食文化醸成に寄与するために表彰制度を創設。毎年、「外食産業界でその年に活躍した人、話題になった人」を選ぶ。昨年2009年の受賞者は、下記の方々。

■大東 隆行 王将フードサービス 代表取締役社長
<外食事業者>

・表彰理由
多くの飲食企業が不振に苦しむ中、2009年4〜11月の既存店売上高が前年同期比20.2%増と躍進した。さらに、2009年3月期まで3期連続で過去最高の純利益を出し続け、2010年3月期も更新する見通しであるなど、好調を維持し続けている。暗い話が相次いだ外食業界に明るい話題を提供し、活気付けた。従業員への権限委譲を原動力にした経営手法も注目された。
・プロフィール
おおひがし・たかゆき/1941年3月大阪生まれ。関西経理専門学校中退。小売業に携わった後、1969年、義兄・故加藤朝雄氏が創業した「餃子の王将」1号店に入店。1978年営業本部長、1995年副社長。2000年に社長に就任し、会社を再建する。2006年大証一部上場。2010年1月1日現在、直営店356店舗、FC店189店舗を展開している。


■大倉 忠司 鳥貴族 代表取締役
<外食事業者>

・表彰理由
低価格志向が強まる中、料理もドリンクもすべて「280円均一」の『鳥貴族』で大躍進。圧倒的な安さを誇るじゃんぼ焼鳥や生ビールなど、従来の値付けの常識を覆すサプライズ商品で業界に衝撃を与え、急成長の焼鳥チェーンとしても注目を集めた。本拠地の関西だけでなく東京でも店舗数を伸ばし、2009年外食キーワードの「均一低価格」を象徴する話題店となった。
・プロフィール
おおくら・ただし/1960年2月大阪生まれ。高校卒業後、辻調理師専門学校に入学。同専門学校卒業後、リーガロイヤルホテルに入社。1982年退社し、焼鳥店に勤務した後、1985年に独立、東大阪市内に『鳥貴族』1号店をオープン。1986年イターナルサービスを設立し、1991年からFC展開。2005年東京に進出し、2007年に100店舗を突破。2009年12月末時点の店舗数は155店舗(直営73店舗、FC82店舗)。2009年8月に鳥貴族に社名変更。


■浜倉 好宣 浜倉的商店製作所 代表取締役
<中間流通・外食支援事業者>

・表彰理由
ヒット業態・浜焼き居酒屋の先駆けとなる「鱗」シリーズをはじめ、「恵比寿横丁」「神田ミートセンター」「品川魚貝センター」など、斜陽となった物件を、飲食をテーマに魅力的な「横丁」として次々とプロデュース。手掛けた物件は懐かしさと同時に、地域の再生、業態の再生、人材の再生をもたらして飲食業の可能性を広げた。
・プロフィール
1967年6月、横須賀生まれ。高校時代からフードサービス業界で働き出し、フードサービス企業に就職。京都駅前の大衆飲食店をリニューアルさせたことがきっかけで、プロデュース職に目覚める。ジェイオフィス東京のネオサポート事業で「鱗」ブランドなどを次々とプロデュースし、注目を集める。現在は浜倉的商店製作所の代表取締役も務める。


■松沢 幸一 キリンビール 代表取締役社長
<食材事業者>

・表彰理由
完全ノンアルコールのビールテイスト飲料「キリンフリー」は、消費者のライフスタイルを変えるほどのインパクトを及ぼした。道路交通法改正による飲酒運転の厳罰化による影響を受けた多くの飲食企業に、多大なビジネスチャンスを与えた。アルコールが苦手な人や妊娠中の女性にも、新たな楽しみを提供し、外食業界への大きな貢献があった。
・プロフィール
まつざわ・こういち/1948年12月大阪生まれ。1973年、北海道大学農学部農学研究科修士課程卒業後、キリンビール入社。北陸工場長、生産本部生産統括部長などを経て、2006年3月常務取締役。2007年7月キリンホールディングス常務取締役。2009年3月キリンビール代表取締役社長に就任。


■相場 康則 サントリー酒類 代表取締役社長
<食材事業者>

・表彰理由
「角ハイボール」投入の成功は一般市場での“ウイスキー市場復活”を導いたと同時に、業務用市場において多くの消費者に支持され、外食における飲食シーンを盛り上げた。とりわけ「角ハイボールタワー」の開発、業務市場への積極的投入が飲食店マーケットに及ぼした影響は大きく、表彰に値する。
・プロフィール
あいば・やすのり/1974年4月サントリー入社、1987年3月洋酒事業部課長、1994年3月ビール事業部営業部長、2000年3月ビール事業部長を経て、2003年3月取締役就任。2004年9月取締役首都圏営業本部長、2007年3月常務取締役就任、2007年9月常務取締役ビール事業部長兼酒類カンパニー副カンパニー長、2009年4月サントリーホールディングス常務執行役員を経て、サントリー酒類代表取締役社長就任。


■奥脇裕 ヤヨイ食品 顧問
 三國清三 ソシエテミクニ 代表取締役
<特別賞>
 
・表彰理由
奥脇、三國両氏は、フランスで定着している子供の味覚教育を日本でも実現させようと企画。様々な課題を乗り越え、小学校での味覚授業「キッズシェフ」活動を実現させた。食材費など全て無償にする一方で、政府予算に頼らない食育ボランティアの同活動を全国で実施。2010年で10年目を迎える。これまでに児童・生徒2000名以上が三國氏ら一流シェフから、5味(甘味、酸味、苦味、塩味、うま味)指導、調理実技指導等を受けた。シェフの技に直接触れることで、憧憬を抱く児童・生徒も多く、外食業界に対するイメージを向上させた。
・奥脇裕プロフィール
おくわき・ゆたか/1947年8月10日山梨県生まれ。1945年上智大学英語学科卒業。同年伊藤忠商事に入社し、海外総括部に配属。1953年食品部食品第二課、1956年から伊藤忠アメリカでロサンゼルス駐在。1960年帰国して農産食品部低温食品課長代行兼外食産業対策チーム、1962年同部食品原料課長、1963年食料部門企画管理部企画統轄チーム長。1989年9月からボストンのハーバードビジネススクールでEXECUTIVE PROGRAM PMDコースを研修し、1990年1月復職して特定貿易管理室を兼務。1991年4月食品流通第一部食品流通第一課長、同年7月から同部長代行兼食品第一課長。1995年東北支社長に就任。食料部門長付を経て1999年6月からヤヨイ食品社長。2007年6月会長、2008年6月から顧問。
・三國清三プロフィール
みくに・きよみ/1954年8月生まれ 北海道増毛町生まれ。15歳で料理人を志し、札幌グランドホテル、帝国ホテルにて修業。1974年駐スイス日本大使館の料理長に就任。大使館勤務の傍ら、フレディ・ジラルデ氏に師事する。その後、トロワグロ、オーベルジュ・ドゥ・リル、ロアジス、アラン・シャペル等の三ツ星レストランにて修業を重ね、1982年帰国。1985年東京・四ッ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」をオープンする。2000年九州・沖縄サミット福岡蔵相会合の総料理長を務める。2003年フランス共和国農事功労章・シュヴァリエを受勲。2007年バンコクの名門ホテル ザ・オリエンタルホテルのフレンチレストラン「ル・ノルマンディ」にて6度目のミクニフェアを開催。2007年厚生労働省より卓越した技能者「現代の名工」として表彰される。現在、子供の食育活動やスローフード活動も進めている。

■<参考>2009年外食キーワード
「浜焼き・刺身酒場」、「ハイボール」、「居抜き」、「LED」、「均一低価格」


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