・ヤマダの飲食は食べ放題、関西・高崎勢が主力形成
「LABI1日本総本店池袋」7階レストランフロアーは「ラビ・イケブクロ・ダイニング」には、9店が出店している。
7階レストランフロアー ベンチも設けられている。
目に付くのは150席と9店中最大規模の韓国料理「コラボ」。韓国と大阪にある7つの飲食店の専門料理を提供する店で、それらがフードコートではなく、1つの店でノウハウを融合させて最強のコリアンダイニングを目指そうという、実験的な店だ。
コリアンレストラン&カフェ「コラボ」。
コラボレーションしている店の名前が列挙されている。
韓国の元祖スンドゥブチゲを提供。
メインの焼肉は大阪の人気焼肉店「高麗屋」の黒毛和牛を提供。女性に人気のスンドゥブは、元祖スンドゥブ専門店である、韓国「ソゴンドントゥペギ」の秘伝のタレと調理法で出す。また、韓国で人気がある「元祖 燻製サムギョプサル」が初めて食べられ、マッコリは韓国人間国宝であるカン・ソクピル氏のつくった生マッコリが味わえる。コーヒーは大阪・心斎橋の老舗喫茶「グラスゴー」による、こだわりのオリジナルブレンドなどを提供。といったように、食後のコーヒーまでこだわったメニューと言える。顧客単価はランチ1000円、ディナー3000円といったところだ。
「神戸パスタ」は関西に店舗網を広げる、エンテックの東京初進出店。パスタは30種類以上あり、トマトソース、ミートソース、クリームソース、和風、オリーブオイルで各種ある。スープ、サラダ、ソフトドリンクが付いたセットで1350円だ。席数は68席で、女性客に人気がある。ソースを店内でつくるなど、味の追求で競合店に差をつけようとしており、今後の活躍が注目される。
「神戸パスタ」 外観。
「神戸パスタ」 店内。
「百味物語」はプレミアム・ビュッフェと称し、ビーフシチュー、寿司、ピッツァなど和洋中の60〜70種類のメニューが味わえる食べ放題の店。高崎の「LABI1高崎」に次ぐ2店目で東京初進出。全国からの旬の食材を使っているそうで、これまでのビュッフェ専門店に比べてもお値打ち感のある料理がそろっており、上手に使えばお得な店だ。主婦、年配の人、家族連れ、カップルと幅広く集客しており、旧三越の顧客も来店しているとのこと。価格はランチ1380円(45分)〜、ディナー1980円(60分)〜。席数は103席。
「百味物語」 高級感ある店内。
「百味物語」 フレッシュトマトの煮込みハンバーグ。
「百味物語」 上州赤城鶏を使った手羽先揚げ。
「百味物語」 寿司なども提供
中華の「上海華龍」もまた、「LABI1高崎」に次ぐ2店目で東京初進出。母体となっているのは高崎の「華龍飯店」で、ヤマダ電機の群馬愛を感じる出店だ。中国風のインテリアで奥に個室もあり、シェフは中国人という本場の上質を主張する店だ。料理は単品で800〜1200円ほど。ラーメン、チャーハンもそのくらいで食べられ、リーズナブルな店と言えよう。90席。
「上海華龍」 高崎から東京に進出。
「しゃぶ菜」はクリエイト・レストランツのしゃぶしゃぶ・すき焼き食べ放題の店。価格はランチ1678円、ディナー2098円。60席ある。同社は寿司食べ放題の「雛鮨」も出店していて、こちらは4189円だが、ランチは1人前からあって1039円である。席数50席。
「しゃぶ菜」 外観。
「串家物語」はフジオフードシステムの自分で揚げるスタイルの、串揚げ食べ放題の店。ディナー大人2625円で、飲み放題はプラス1050円。夜は行列ができる人気店である。昼も豊富な食材を自分で揚げるのは子供が喜びそうで、家族連れにいいような気がする。
「串家物語」 夜はサラリーマンが詰めかける。
「日本海庄や」は大庄のおなじみの居酒屋。不思議な入り方をしている感があるが、「ヨドバシAKIBA」に入っている実績が考慮されたか。
「雛鮨」と「日本海庄や」。
「カフェレスト」は、ホテル西洋銀座のカフェ業態で、おいしいケーキとコーヒー、紅茶が楽しめる。
「カフェレスト」。
全般に食べ放題の店が4店も入っていて非常に多い。あと、関西と高崎の店が目立つ。つまり同じ値段でも内容に関東の店より値打ち感がある。そこにチェーン系居酒屋と高級感あるカフェが入って、ヤマダ電機ならではのリーシングと言えるだろう。あとはこれだけの大型店だから、プラスして地階と3、4階あたりに休憩所を兼ねたカフェがあったほうが良かった気がする。
画期的なのはヤマダ電機のポイントが、レストランで使えるし貯まるということ。どう相乗効果をもたらしていくか、注視したい。
ヤマダ電機の買物でカードに貯まったポイントが、レストランで使える。