
・バリエーション豊富な日本初の本格マッコリバー
韓国全土から仕入れ、約50種類以上を常備するマッコリバー「てじまぅる新宿店」。マッコリの味わいを分類するチャートがあり、自分好みのマッコリをみつけられるようになっている。

「てじまぅる新宿店」 店内。

分かりやすいよう、マッコリ人気ベスト10も表示。
「新大久保の本店に引き続き、新宿店をオープンしたのは2006年4月。当初は、平田牧場の豚をメインにした焼肉店に、プラスアルファでマッコリバーというスタイルを採用しました。開店当初は7種類くらいでしたが、マッコリがメディアで取り上げられ始めると、酒造メーカーや仕入れ業者の方が需要を見込み、市場がどんどん拡大していきましたね。現在、新宿店で50種類ちかく扱っていますが、韓国はもちろん日本酒の蔵元で作られたマッコリもあります」と話すのは島津常幸店長。「米を主原料にしたベーシックなものは老若男女問わずに好まれます。黒豆を原料にしたマッコリや梨やブドウの果汁を加えたフルーティなタイプは特に若い女性に人気です」。

フルーツ果汁を加えたマッコリは女性に人気。

焼肉・韓国料理店の情報サイトがプロデュースした「東京マッコリ」。
韓国語で“豚の村”を意味する同店の看板メニューは韓国式豚焼肉。品種・飼料に対し徹底したこだわりを持つ山形県にある平田牧場の平牧純粋金華豚・平牧金華豚・平牧三元豚のみを使用している。

「平牧金華豚づくし」(2580円)。
同店で人気なのが、「平牧純粋金華豚づくし」(2580円)。ヒレ、ロース、バラ、肩ロース、モモ、ウデの中からの4種盛り。サンチュ、ごまの葉、白髪ネギがセットで付く。さらに茹でた豚を山形の農場から仕入れた野菜で包むスタイルの「平牧三元豚ポッサム」(1580円)は、ヘルシーさが男女共に好評。平日は、近隣で働く会社員やOL、週末になると遠方からも客がやってくるという。

「平牧三元豚ポッサム」(2980円)+宮廷王様キムチ。

「平牧金華豚モツづくし」(1980円)。
「テーブル席とカウンター席があり、焼肉居酒屋であり、マッコリバーであるということで、お客様のニーズはさまざまです。26席の小さな店ですが、オペレーションは正直、あまり楽ではありません」と打ち明ける島津店長。ランチは980円、ディナーの客単価は平均4500円。「料理、お酒の種類、価格帯のバランスを考えていますが、ただ安ければいいというものではないと思います。顧客満足度を上げるため、店全体のサービスレベルの向上を目指しています」。

バーカウンター。

「てじまぅる 新宿店」島津店長。
マッコリにはそれぞれ作り手の思いが込められている。その思いをきちんと伝えることもしていきたい、と島津店長は話す。マッコリの味の違いを楽しんで理解してもらうために、『利きマッコリ会』などのイベントを開くこともあるという。店長自らマッコリバーならではの付加価値を提供し、ブームを先導している店ともいえる。
日本と韓国の『食』文化交流を加速させているマッコリ。一方では、南北の隠れた『親善酒』としても活躍している。