フードリンクレポート


世界ブランド「Nando’s」(ナンドーズ)。
〜次に流行るのは南アフリカ料理。「ブルボース」に「ボボティー」食べて観戦!サムライになろう!〜(4−1)

2010.4.4
2010年サッカーW杯開催まで約2ヶ月をきった。前回大会の選考落選から10年越しの悲願の南アフリカ大会がいよいよ本番。現地に関するメディアの露出も増え、情報に触れる機会が多くなってきた。よりその土地の風土を体感できるものが「食」だろう。先月行われた幕張メッセでの国際食品・料飲展「フーデックス」でも南アフリカのブースが入口すぐのところに構えられていた。日本に居ながらにして味わうことのできる南アフリカ料理は?W杯開催に向けてブレイクできる逸品はあるのか南アフリカの「食」について探る。4回シリーズの第1回目。


Nando’sのPeri Periソース(都内の一部レストランで調味用に取り扱っている)。

世界ブランド「Nando’s」(ナンドーズ)

 南アフリカに行ったことのある人や、世界各地でその味に触れた人が思い出の食べものとして挙げる「Peri Periチキン」。「美味しくてたまらない」「あれだけはまた食べたい」と語られるこの味はバーベキューチキンのファーストフード店「Nando’s」のもの(オフィシャルサイトがかわいい)。南アフリカ本社でアメリカやイギリス、オーストラリアなど各国にチェーン展開をしている。日本には一度輸入されようとした経緯はあるが、現在はまだきていない。

 ペリペリとは辛味の「ぴりぴり」の意味。ハーブやにんにく、チリや胡椒などのピリッと効いたペリペリソースをチキンにしみこませて焼き上げる。現地ではこのソース、鶏肉だけでなく、魚介類などや何にでも適量つけてよく食べるという。日本では「Nando’s」の「Peri Periソース」はユウキ食品から以前発売されていたが、現在は入手困難。


Nando’sのPeri Periソース使ったチキン料理(ゴールデンライオン(六本木)。

 東麻布の「日清フード・デリカテッセン(港区・麻布十番)」はメディアにもほとんど露出していない知る人ぞ知る世界の食材・調味料を扱う大型スーパー。各国農相やアメリカの州知事も来日の際には訪れている。ここをチェックすればPeri Periソースに出会えるかも。


東京・東麻布、一の橋交差点すぐの「日清フーズ・デリカテッセン」。


【取材・執筆】  国井 直子(くにい なおこ) 2010年4月3日執筆