・「ボボティー」に甘いチャツネ、アフリカ人は甘めが好き
「Nando’s」のペリペリソースに並び、他にも南アフリカでポピュラーなソースとして「モンキーグランドソース」がある。ステーキにかけるソースでたまねぎ、マッシュルームが入っていて甘酸っぱい。「モンキーグランドステーキ」と注文すれば350gから400gの(一人前)お肉のかたまりに「モンキーグランドソース」がかかってでてくるという。現地赴任など長期滞在の機会があれば、こういったステーキと付け合せの芋や主食のパップなどワンプレートで毎日でも食べる機会にめぐまれる。管理しないと肥えてしまうこと必至らしい。
コーヒーにはスプーン4杯の砂糖は結構あたりまえという、甘めが好きな南アフリカの人たち。「ボボティー」も南アフリカでポピュラーな料理のひとつ。ひき肉にスパイス各種、水かミルクに浸し水分を絞ったパン、ナッツ(アーモンドをつぶしたもの)とレーズン等を混ぜ込み、最後に上に卵液をひいてオーブンで焼き上げる、ミートローフのようなもの。
六本木の「ゴールデンライオン」ではこのボボティーに「ミセスボール」という南アフリカ産の瓶詰めのチャツネがトッピングされる。このチャツネ、砂糖・ビネガー・ドライピーチ・ドライアプリコットを使用していて、日本では購入できないが味は絶品。日本で代用するならアプリコットジャムが合うだろう。ミセスボールのチャツネがあってこそ「ボボティー」は完成。日本人の口にもあうおいしい料理だ。
ミセスボール(アフリカに行ったら必ず買うべし)。
お酒では南アフリカ産の「アマルーラ」というクリームリキュールが日本に輸入されている。カルアミルクのような味わい。アマルーラという木があってその実から作られている。ボトルには象の絵が書かれていて、この実は象も食べるのだという。
クリームリキュール「アマルーラ」。