・ハワイ出店の夢を持ち続ける
横瀬氏は創業時からハワイへの出店の夢を唱え続けている。社員にも英会話を学ばせ続けている。
「ゼットンの稲本さんとは1号店からの友人です。彼が店を立ち上げた時に、よく『やぶや』に来てくれました。夢は何?と聞くと、稲本さんは当時からハワイや海外に行きたいと話していました。僕もハワイに出したいと。1号店からハワイ出店の軍資金を貯めるために働いていました。」
何度もハワイに赴き調べているうちに、難しさが分かり、今は棚上げして次のチャンスを狙っている状態だ。
「ハワイにもし出るなら、今は安い。でも行ってからの方が大変でしょう。様々な事情で開店が延びるケースが多いようです。1〜2年間も開けられない例もあります。その間、空家賃も発生し、引くに引けなくなる。そんなことが容易に起きているようです。」
「物件を取得していくら金を掛けて内装しても、大家の方が強くて出ていけと言われれば、全部壊さないと出ていけない。大家ときっちり繋がってないと大変なことになる。長い商売ができる大家にめぐり合い、受け入れられる商売を見つけないと難しい。」
「ハワイで名古屋料理とは思っていません。日本で言うベタな居酒屋を作ってみたい。名古屋を露出しなくても、在ハワイの日本人が20〜25ドルに気軽に食べて飲める、レストランよりも“ザ居酒屋”を作りたい。でも、彼らが行きたいのかも考えないと。僕のやりたいこととのギャップがあるかも知れません。しばらくは国内に集中します。」