フードリンクレポート


「鳥貴族」新規50店、「けん」は「ふらんす亭」を再建。
〜<第4回セミナー祭レポート>「鳥貴族」「けん」が語る、チェーンオペレーションの魅力〜(7−1)

2010.4.21
第4回フードリンクセミナー祭(3/11開催)にて「外食ネクストリーダー2010」として3名を紹介。肉食系硬派チェーン「すた丼」の親分 早川 秀人氏(アントワークス株式会社 代表取締役)、広島発カフェ文化のリーダー 内田優二氏(株式会社コンプリート・サークル 代表取締役)、経営危機からの脱出を勇気をもって開示した女性経営者 近藤 一美氏(株式会社エイト 代表取締役)。3名のプレゼンテーション後に、「鳥貴族」大倉忠司氏と、「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」井戸実氏の先輩リーダー2名がディスカッション。チェーンオペレーションの魅力を笑いを交えて語ってくれた。7回シリーズの第1回目。


右から、大倉忠司氏、井戸実氏、安田。

「鳥貴族」新規50店、「けん」は「ふらんす亭」を再建

●安田
二人とも、凄い勢いで出店されていて、全体が見えにくいので、今(2010年3月11日現在)の規模を教えて下さい。

●大倉
昨日も2店オープンがあり、162店。今年に関しては1ヶ月4店で、1年間で50店の出店予定です。

●井戸
3月末で70店舗。4月単月で10店が決まっています。今回、「ふらんす亭」の70店舗も4/1から引き受けます。4月末で155店。3月末で4期目ですが、売上高47億円。5期目は計画で120億円。

●安田
二人とも、直営+FCで出店しています。以前からチェーンでやっていこうと思って突き進んできたのですか? 最近の若い起業家は個店発想の人の方が多いですが。

●大倉
25年前に創業。「村さ来」「つぼ八」の全盛時代。チェーン店=王道でした。自分も2店の居酒屋を運営したことがあるんですよ。2号店、3号店目が居酒屋だった。やはり焼鳥専門店の方が効率がいい。1つの単一業態で占める方が、教育とか投資とかあらゆる面で効率がいい。それからは「鳥貴族」一本ですね。


【取材・執筆】  安田 正明(やすだ まさあき) 2010年3月31日取材