・枝肉を使い切るため、中之島バーガー
中之島バーガーの誕生までに、コロッケやハンバーグを百貨店の催事やランチで提供していた。
「そこにはどうしても焼肉では使用できない部位や切り落し材が大量に発生していたからです。しかしこのまま余剰原料を消化するという考えでコロッケやハンバーグを作り続けるといつかは飽きられると思い、本社移転を契機に焼肉チェーン店から松阪牛専門店へと戦略を切り替えたことをきっかけにハンバーガーの本格的な開発に取り組みました。」
「やはりここでも松阪牛の旨さを知らしめたいという思いから100%にこだわりました。しかしそれ以上にこだわったのは”大阪で通用する価格”です。大手チェーン店を意識しながらハンバーガーを作るのではないと分りながらもボリューム感や味で悩み続けた結果、”680円の松阪牛100%ハンバーガー”が出来上がったのです。開発コンセプトは企業秘密ですが、大手のハンバーガーチェーンを意識しなくなったことが人気の理由だと思っています。」
「これからは焼肉だけじゃなくて”中之島”のブランドを引っさげてファストカジュアル業態の『Mデリ&バーガー』の多店舗化も積極的に進めていきたいと考えています。」