・日本一の焼鳥屋、日本一の給与水準
●安田
最後に、今後の展望をお聞かせ下さい。
●大倉
当面の目標が2016年に1千店舗達成。焼鳥屋として日本一になりたい。どう日本一かと言うと、店舗数、売上 そして日本で一番愛される焼鳥店。店舗数や売上を大事にしているのは、1人でも多くのお客様に利用していただきたい、愛されたいから。そこに社会貢献を含めて、我々の存在価値を見出します。
●井戸
200億円のコンテンツを5個作る。1千億企業を目指したい。年数を入れると2020年。あと10年あればできちゃうと思うんですね(笑)。当社は上場する予定もない。資金調達の必要が無い。FC2店加盟させると、そのキャッシュだけで直営が1件できちゃう。お金を集める必要はない。そんなに利益を出さなくていい。そして、日本一高い給与水準の外食企業を作りたい。店長で普通に8百〜1千万円の年収が取れるような。それをするために収益性の高いビジネスモデルを作っていきたい。
●参加者からの質問
キャッシュ以外で加盟店を選択される際にこだわっている点は?
●井戸
好き嫌いです(笑)。その経営者が好きな人しか加盟させない。僕が面談します。嫌いな人は他責にする人。自責じゃなくて。ベンチャーリンクの悪口を言う人。お前が加盟したんだろう(笑)。お金のない人も普通にいます。加盟金4百万円のところ100万円しかないとか。好きだったら分割でいいから払ってね。
●大倉
新規は募集してないですが、パートナーなんでこの人とやっていけるか。人間性が大事。
●参加者からの質問
「けん」はいつまでもつのか見通してやられていますか?
●井戸
永遠です。根拠は「けん」は新しい業態じゃなくて、肉のハナマサが昭和59年にオープンさせた「いわたき」を買い取ってスタート。僕が6歳のころからある店がまだ繁盛店です。それと同じシステムが「けん」なんで、あとは継続させるためにどうするか。具体的な戦略はもっと原価をかけていこう。今38%の原価を店の投資回収が終わったら45%かけてもいいじゃないの。そうしたら大手チェーンとも戦える。なので、永遠に続くと思っています。
●参加者からの質問
原価をコントロールするコツは?
●井戸
何で原価高いんだろう、と調べると、スタッフが金を抜いてたりとか、ヒレを持って帰ったりとか、そういうのが多い。普通にやってれば原価は合う。デイリーで原価を追いかけてます。システムを入れて。