・社員食堂として08年「HI.SCORE Kitchen」開店
paperboy&co.の社長時代に、本社のあった渋谷・セルリアンタワーの近くに2008年5月、個人出資でカフェ「HI.SCORE
Kitchen」(東京都渋谷区桜丘町4-2 ジョイス渋谷3F 電話03-3770-8145)を出店したのが、家入氏の外食参入の始まり。
「HI.SCORE Kitchen」(東京都渋谷区桜丘町4-2 ジョイス渋谷3F 電話03-3770-8145)
「paperboy&co.の社員が社員食堂的に使えるカフェがあるといいよね、という話になり、じゃ僕が、と作ったのがハイスコアキッチン。個人事業として始めました。社員が昼や夜に食べにきてくれると回るかな、と思いました。飲食は全くわかりませんでした。いつもそうなんですけど、勝手に走り始めるんです」と家入氏。
「物件がセルリアンタワーの近くに出たので、見に行ってその場で押さえました。カフェの内装ができる人を知らなかったので、友達づてに探しました。誰が、どんな料理を作ればよいかなど、内装をやってくれた人が取引先のカフェの人に聞いてみてくれたり、紹介、紹介でなんとか立ちあがりました。」
「いざ作ると面白くなり、これ本気でやってみたいと思うようになりました。社員以外も来てくれ、知らない人達が店で、美味しいね、内装いいね、とか話してる。これって凄いことだと思いました。paperboy&co.はレンタルサーバー事業。個人向けに安く提供して使ってもらう。僕達は場を用意するからその上で 好きなものを作って自己表現してもらいたい。カフェもレンタルサーバーと同じくインフラに近い存在なんです。カフェでお客さん同士から生まれる会話、そこで行われるイベント、食事。そう考えると、場を作るということでは一貫しているんです。」
「古くから続いてる産業の方はITを毛嫌いする方が多い印象です。カフェを始めて飲食の人と知り合うようになり、はなからITなんか信じないという人もいっぱいいました。ITはツールでしかない。色んな産業を結び付けるツールです。ツールと考えれば毛嫌いすることはなくて、仲良く一緒にやることでできることがある。IT出身だからこそ出来ることもあるのかなと思っています。」