・「見えるものは全て食べてくれ」充実のサラダバー&とんかつ
「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」を展開する株式会社エムグラントサービスが、5月29日とんかつの新業態「とんかつ&サラダバー よしかつ」(以下「よしかつ」)をオープンさせた。とんかつをメインとしてオーダーすると、「けん」と同じく最大の売りであるサラダバーが全品に付いてくるシステムだ。その仕掛け人が同社専務取締役の中村嘉利氏。
「今までにはない、見たこともない業態を作りたくて色々な組み合わせを考えました。揚げ物は、最近家庭ではなかなかやらなくなってきているし、技術的にも難しい。本格的なとんかつが提供できればと思いました。とんかつという、がっつり系の“メシ”をサラダバーとぶつけてみる。そんな新しいことをやりたかった。」
「よしかつ」のロゴ。デザインは、なんと際コーポレーション株式会社 代表取締役の中島武氏。
「けん」でもお馴染みのサラダバーは22種、ドリンクバーは9種、そして味噌汁。「よしかつ」ではさらにパワーアップし、カツカレーにできるようにカレー、かつ茶漬けにできるように出汁、味噌汁もバリエーションが楽しめるようにトッピングが7種も取り揃えている。定食風に組み合わせられるよう、サラダバーには惣菜、お新香も8種用意している。この充実ぶりは、お客を目でも楽しませる。「これは食べ放題で、これはそうでないとか、細かいルールは作りません。見えるもの全て食べてくれ、という感じです。選ぶ楽しさを提供したいですよね。そして、少しでもお客様に還元したいと思っています。」
カレーは食べ放題と言えど、出来合いのものは使わない。一から作っている。具材の肉には、かつで出たロスの部分を活用している。味も好評だ。実際、メインのかつが来る前にサラダバーのメニューでテーブルがいっぱいになり、ややお腹がいっぱいになっているお客までいるという。
店側の提案としては、まず、メインのかつは半分はかつだけで味わい半分残す。次に残した一部とカレーを合わせてカツカレーに。そして最後は、出汁をかけてかつ茶漬けにと、1つの定食を3段階で楽しめるよう提案している。「かつを食べ、その後カレーか、かつ茶漬けどちらかで満腹になりギブアップされるお客様も少なくないのですが、満足感が高く好評です。味噌汁も八丁味噌を使い、トッピングには季節の具材を加えて充実させているので、味噌汁だけで何通りも楽しまれる方もいらっしゃいます。」