・サッカーW杯にあやかって世界各国料理のバイキング
なんと世界16カ国の料理36種類、ドリンク30種類以上を時間無制限で食べ放題・飲み放題という太っ腹な企画を打ち出したのは、大阪・梅田の「阪急トップビアガーデン」。
阪急ターミナルビルの屋上にあり1000席と、屋上ビアガーデンでは日本最大級である。
運営は「大阪 新阪急ホテル」で、営業期間は4月30日〜9月30日となっている。料金は3600円で小学生までの子供は2000円。
「阪急トップビアガーデン」ではここ最近、毎年テーマを決めて運営しており、今年のテーマはビアガーデンの祭典「BIBA ワールドジョッキ2010」。南アフリカで開催されたサッカーの祭典「FIFA ワールドカップ2010」をもじっている。
料理はバイキング形式になっており、日本はもちろん、ブラジル、ドイツ、メキシコ、アメリカ、フランス、イングランド、韓国、中国などの代表料理が一堂にそろうという賑やかさだ。
メインはブラジル代表「シュラスコ」。香ばしく焼き上げた最大5㎏の巨大な牛肉を、シェフが目の前でスライスして提供する。
豪快なシュラスコ切り出し。
そのほか、ビールが進むメキシコ代表「スパイシータコス」、韓国代表「韓国風焼肉」、アメリカ代表「ジャンバラヤ」、イングランド代表「ジャンボローストビーフ」など、ワールドカップでも16強に勝ち残った強豪国の料理が人気という。準優勝のオランダ代表は「オランダ風ミートボール」がエントリーしているが、優勝したスペインの料理は残念ながらラインナップにないとのこと。
ドリンクも「角ハイボール」のサーバを入れたり、フローズンのソフトドリンクを入れたりするなど、ビール以外のメニューにも工夫を凝らしている。
「金、土は7月に入って満席状態ですし、梅雨が明けて盛り上がってきました。女子会に使われることも多いです」と 新阪急ホテル広報。
昨年はアメリカのオバマ大統領にちなんで「チェンジ」をテーマとし、肉でパンを挟むハンバーガーならぬ「ハンガーバー」や、混ぜるとスープの色が変わる不思議なラーメンを提供。一昨年は「大阪」をテーマに、タコ焼きが転がってくる「タコ焼きスライダー」、阪神タイガースにちなみ黄色と黒の虎柄のバームクーヘンなどを提供した。
「阪急トップビアガーデン」の面白企画は毎年好評で、さすが大阪らしいアイデア商法で楽しませてくれている。
「阪急トップビアガーデン」の好調さに刺激を受けて、大阪府豊中市の北大阪急行千里中央駅前にある系列の「千里阪急ホテル プールサイドビアガーデン」も、今年から時間制限なしの食べ放題・飲み放題を採用し顧客が倍増している。
席数は300席で、料金は3800円、小学生までの子供は1500円。メニューは世界18カ国40種類の料理が食べ放題、20種類のドリンクが飲み放題となっている。
世界16カ国36種類の料理が食べ放題。
こちらは夕方4時まで昼間はプールとして営業し、5時半から9時までが開放的な屋外のビアガーデンになる。
千里阪急ホテルのプール。夜はプールサイドがビアガーデンになる。
南国風の飾りつけで演出されるなど、水辺でリゾート気分が味わえるのが最大の売りで、30代〜40代の大人の顧客が主流。リピーターが多く、何回も足を運ぶ人が多いのが特徴になっている。