・居酒屋:駒八、中目のてっぺん、リン・クルー
■八百坂 仁氏(株式会社駒八 代表取締役)
お客様は1回の単価を下げようとしている。客単価は下がっているが、宴会があるので3500円は維持できている。店舗別の傾向としてはDMでのボトルサービスの利用頻度が高くなっている。
物件が出て来た。居抜き物件が凄い。居酒屋市場が2020年には3分の1は減ると言われている。全体の外食市場は縮小傾向。お客様に選ばれる店にならないと生きていけない。居酒屋も分かれた。均一居酒屋、わたみん家、ぶっちぎり酒場などの。でも、低価格居酒屋のブームは何年持つか。ウチは低価格戦争には入りたくない。3000〜3500円きちっと取って、料理の季節感、素材の新鮮さ、接客のグレードを保つ。満足度を追求していく。それが駒八の信念。
→株式会社駒八 「駒八」など
■内山 正宏氏(株式会社ムゲン 代表取締役)
内山 正宏氏。
ここ数カ月カード会計が増えた。領収書の数は変わらない。客単価は変わらず、4200円。前半は必ず領収書を渡していたお客様が、今はいらない、落ちないから、と言われた。
今後は、もっと店の差がつくだろう。一時より、独立志向の人間が減った。今、食べログの評価が重要。食べログユーザーはお金を気にしない。居酒屋では3.8ポイントがいい店。中目黒店は3.78。1年前に3.91まで行った。3.6を超えると書き込みする人が増える。今まで、月給27〜8万円のスタッフを厨房に使っていたが、40万円の職人を入れたら、3.91に上がった。理由はそれだけじゃないと思うが。ただ職人は料理以外やらないのが欠点。3.6くらいの時にウチはどっちに行こうかなと考えて判断した。3.9からはマイナスの書き込みも増えた。期待値が高くなった。3.8がベスト。美味い店をやろうと言う時には、食べログの点数が指標になる。
→株式会社ムゲン 「中目のてっぺん」など
■林 直樹氏(株式会社リン・クルー 代表取締役)
低価格居酒屋には止めが掛からない。また、割引サービス競争で、クーポンでの集客が一層定番化する。また、お客様もクーポンを使わず、来店をするのは損した気分になってしまっていると感じてきている。
新年会は、ほぼ無くなった。宴会でも、飲み放題がついているのにもかかわらず、みんな飲まない。団体客、アルコールが減少しているが、プチ宴会(4人以下)は増えてきている。
→株式会社リン・クルー 「かまくら」など