・ユニオン スクエア トウキョウで昨対130%を実現させた施策
多くの業態を展開するワンダーテーブルだが、現在どんな業態が好調なのだろうか?
「海外からのブランドが好調です。バルバッコア、ロウリーズ・ザ・プライムリブ、ユニオン
スクエア トウキョウ(以下、ユニオン スクエア)など。ユニオン スクエアに関しては、昨対130%を記録しました。」
「ユニオン スクエア トウキョウ」のテラス。
業界全体が苦戦する中、130%という好調さの裏にはどんな取り組みがあるのだろうか?
「ユニオン スクエアは2007年のオープン当初、大変な注目を浴び、観光客的カスタマーが押し寄せました。5000〜6000万を売り上げる月もありました。しかし、それが落ち着くと、いきなり売上が大幅ダウン。オープン時点から好調だったので、改善を迫られても突然できるわけがない。低迷が続きました。」
そこから130%までの改善。どんな施策を打ったのだろうか?打開策の大きな柱となったのは、“リピーターを作る”ことだった。
「まずは、顧客を分類するところから。予約時や来店時に来店回数を確認し、新規のお客様を“ニュー”、来店が1〜2回のお客様を“リピーター”、3回以上を“レギュラー”、常連を“ロイヤル”とし、顧客管理を始めました。そして、どうやったらそれぞれのお客様がまた来たいと思うのか、新規のお客様がリピーターに、リピーターのお客様がレギュラーに、レギュラーがロイヤルにどうやったらなるのかを考えました。そして、そのカテゴリー別にサービス内容を変え徹底させたのです。」
昨年から始めたその施策の結果が最近出始めたのだという。
ユニオン スクエア トウキョウで人気の「USTバーガー」(2800円)。
「不況、不況と言いますが、お金を使える人は確実にいます。その人たちをいかにつかまえるか、それがポイントです。例えば、ユニオン
スクエアでは、2800円の「USTバーガー」、和牛を使ったハンバーガーが人気です。2800円のハンバーガーは高いと思いますが、他ではなかなか無いので(そのターゲットの人には)人気が出るわけです。」