・古くからの横丁も販促を仕掛ける
数年前からは「新宿ゴールデン街」では「ゴールデン街納涼感謝祭」といって真夏の一日を、参加店舗はどのお店もチャージ無しのワンドリンク500円、会計はキャッシュ・オンというイベントを行っている。(今年は8月1日で既に終了) 入りにくいイメージもひとつの「ゴールデン街らしさ」かもしれないが、近年は新規のお客様に向けたこういった取り組みも盛んだ。昨年秋にはテレビ東京系列「アド街ック天国」でゴールデン街は取材を受け放映された。それもひとつの変化を与え新規のお客にとっての来店動機喚起につながった。
外国人向けには、2009年に発行された「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」が知られるきっかけとなった。この本は外国人観光客向けガイドブックで日本全国の観光地の魅力を「3つ星」「2つ星」「1つ星」で紹介している。英語版とフランス語版の二種類がある。同書で「新宿ゴールデン街」は2つ星(☆☆)をとっている。外国人のお客さまがひとりでゴールデン街を歩き、意を決してどこかの1店舗に入るという光景は時折みられるようになった。歴史ある横丁も時代の流れにあわせ客層も街の取り組みも変化をみせている。