
・長崎漁港とコネクションで「東京鮪酒場」誕生
「東京鮪酒場」1号店は、今年3月に東京・八丁堀にオープン。そして、5月に日本橋茅場町、8月に神田、そして10月に神田のガード下にもう1店開ける。レトロ感のある内外装で、国産の生本マグロの刺身やにぎりを名物に近隣の会社員で繁盛している。

八丁堀店。

八丁堀店 店内。
ミソは冷凍物ではない生本マグロ。赤味、中トロ、大トロの3種盛りで990円と高級寿司店でしか出せないような本物を低価格で提供している。その秘密は、長崎県長崎漁港、三重県尾鷲市三木浦漁港、岩手県大船渡漁港の協力で中間業者を通さず、漁港から店舗に直送していること。

赤味、中トロ、大トロの3種盛りで990円。
「今までマグロ専門居酒屋はなかった。エアポケットです。長崎漁港のボス的な方とコネクションを作り、市場価格の半値くらいで仕入れられるようになりました。それでも、マグロ刺身は安く出しているので原価率45%。マグロばかり食べられたら店が潰れてしまう(笑)」と掛本氏。
それでも全体でならせば、原価率30%。客単価3,000〜3,500円。月商600〜700万円。
「発想は寿司屋と同じ。目玉のマグロを安く提供して、他で採算を合わせる。FLで60%、家賃10%、販売管理費10%という感じ。家賃がキーポイント。家賃は1階路面で坪2万円程度でないと無理。」
ビジネス街に集中して出店している。
「オフィス街は土日ダメですが、その分月曜日がいい。繁華街は月曜日が半減するでしょう。家賃が安いのが魅力。日曜は休業。土曜は売上が半減しますが、月曜から金曜まで売上が下がらない。これからランチを始めるのでもっと売上は上がる。ランチは肉にして、マグロは出さない。昼にマグロを食べると、夜食べに来てくれなくなっちゃう(笑)。」
しかも、20坪に通常の1.5倍の60席設けている。席数を増やすため、立ち飲み、椅子席もハイチェアを使用するなど工夫されている。滞在時間も通常の居酒屋より短く、1〜1時間半。2回転弱。

茅場町店。

茅場町 店内。

神田店。

神田店 店内。
マグロの仕入れ量を確保して、秋からFC展開を始める。郊外で初期投資1,500万円で出店出来るパッケージを準備中。ちなみに、直営は約3,000万円。居抜きではなくスケルトンから作る。郊外で居抜き物件を使えば、1,000万円でも出来そうだ。亀戸、小岩、千葉、大宮、葛西など首都圏郊外で約30店の出店を見込んでいる。