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現役復帰、着実に一歩一歩。
〜メッド復活! 生本マグロ「東京鮪酒場」FC展開、「アズールカフェ」出店〜(3−3)
掛本明夫氏 メッドグループ代表

2010.9.10
2000年代前半に一世風靡した個室ダイニング「忍庭」「川のほとりで」のメッドダイニング株式会社が再び動き始めた。生本マグロを安価で提供する「東京鮪酒場」を開発。現在、東京・八丁堀、日本橋、神田に直営3店。そして10月下旬にはもう1店神田に出店予定。そして、秋からFC展開を始める。また、個室イタリアン「アズール」もカフェ業態を出店。掛本氏は血気盛んな64歳だ。3回シリーズ。レポートは安田正明。


掛本明夫氏。会議室には業界誌、グルメ雑誌が並ぶ。

現役復帰、着実に一歩一歩

 掛本氏は一時引退し外食経営を部下に任せていたが、2年前に復帰した。昭和21年生まれ、現在64歳で外食経営者としては年長者。

「私が引退している間は、出店してなかった。戻ったからには店舗展開しようと、自分で業態を作っています。毎年、正月に事業方針を発表しますが、今年の目標は新規5店。達成しました。来年も5店です。それは直営で、『東京鮪酒場』FCは15店を考えています。」

「業態開発のネタ元は食べ歩き。女の子に繁盛店を教えてもらっています。業態開発は繁盛店巡りですよね。今は『アズールカフェ』が控えているので、毎日カフェに通ってます。飲食業の欠点は初期投資が大変なこと。失敗したくないから視察は惜しまず。でも、1勝9敗。経営者は成功した店は眼中にない。失敗した店は悔いが残ります。」

「着実に目の前のものを着実にやっていく。高度成長時代なら大きな夢を語れるけど、今はそんな時代じゃない。零細企業は着実に一歩一歩実行しなきゃ意味がない。今15店で年商15億円。100億円を目指しますとか言うのは簡単。でも実行できなきゃ。目の前のことから一歩一歩、お客さんに愛される店を作ります。」
 
 掛本氏は、外食事業とは別に、太陽光発電やオール電化を販売するメッドコミュニケーションズ株式会社の会長でもある。両社を合わせてメッドグループで約70億円の企業を作り上げた。若い世代の外食事業経営者を育てて引き継ぐことが、掛本氏の仕上げだ。

メッドダイニング株式会社


【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年9月2日取材