・09年2月に独立1号店「鳥番長」
1号店「鳥番長」は日本橋・馬喰町に2009年2月にオープン。収入が下がるにもかかわらず、かつての部下達が付いてきた。現在のバイタリティ社員16名の内、13名がかつての部下。
「最初は8名社員でスタートし、1号店は全て社員で回しました。毎日50〜60万円売って、仕込みが終わらない状況でした。月に5〜6百万円は売れる自信があったので社員8人は養えると思った。初月に1300万円いって、忙しくて皆が倒れそうでした。オープン10日目で逃げた奴もいました(笑)。洗い場も僕がやりました。」
炭火七輪で焼く焼鳥がウリ。焼き鳥番長盛り合わせ(5種盛り)1,029円。
名物、鳥丸焼き 2,079円。
「馬喰町はラムラ本社の近くで土地勘があった。周りに店はデニーズやワタミなど大手だけ。ぐっと来る店が近所にないのでいける、また、土日はだめでも平日はいけると思いました。立ち食いそばの跡で後継者がいなくて、ずっと閉店のままの物件。ラムラ時代からこの物件が出ているのを知っていましたが、家賃が高かった。それが下がって、坪3万円切った。ずっと空いてたのを知ってたので刺し値で交渉。結局、25坪、税込63万円で交渉成立。オープンまでのフリーレントも付けてくれました。」
「鳥番長」 店内。
そして、1年2ヶ月後の2010年4月に上野昭和通り沿いに2号店「鳥番長」をオープンさせた。
「いい物件があったので年末に向け社員を増やしたところで、条件がつり上がってその物件を諦めました。社員が一杯いて、早く店を出さないとどうしようもない、と焦りました。そこに昭和通りの物件に出会った。オーナーが翌週に別人と契約しようとしていた物件です。オーナーを早速『鳥番長』に連れて行って気に入られ契約にこぎつけました。でも、前の店子が2月まで出て行ってくれず、3月に工事して、4月1日にオープンです。社員は12月なのに仕事がなくて、10日以上休ませていました。1号店が凄く儲かっていたのが救いでした。」