
・プロデュースと直営の2本建て
「今後も業態を作りたい。プロデュースの話もあります。マニュアルだけ欲しいとよく言われます。そんなのあげられる訳ないじゃないですか。仲のいい社長で仕入れルートを持つところと手を組んで、2人で力を合わせてやりたいですね。運営は向こうに任せて。自分も同じようなものを作ってウチでも直営する。でも仕入れは同じで。というのもありですね。」
「『鳥番長』のFCはやらないのか、とよく聞かれます。僕はFCの考え方が厭です。とにかく知らない人とは組みたくない。やりたい人は、どうぞパクって下さいと言います。何も難しくないです。地方に持っていけば、儲かりますよ。」
「直営は年に1〜2店出せればいいです。今の仲間と皆で成長して店を持って、同じ看板でずっとやっていけるようにしたい。いつも店長じゃつまらないので、会社を作らせてあげたい。その仕組みを模索中です。やたら直営店を出し続けるのは絶対良くない。働いてる側は過酷です。以前と同じような状況を作りたくない。」
「年に1〜2店でも、最終的には30店以上になっちゃう。無理して出店はしません。業態も新しいのを作りたい。アッパーな業態は作れないので大衆で攻めて行く。3000円程度で面白いのを作りたい。業界の中でも面白いと言われるような店を。」
「見て歩いて店を作るとパクリっぽくなります。自分の業態開発は、山形に行って牛を買う所から始まります。韓国にも15回行きました。自腹でも食べ歩いてきました。業態は作り込んでいきたい。繁盛店を見には行くけど、いいなでその店を作ろうとはしません。旅館とかちょっとズレたところにヒントを貰いに行きます。オリジナルなもの、僕たちだから、俺たちしかできないことを人間力で作って行こうと思っています。仕込みも全て手作りです。大手はそんな面倒なことをやらないでしょう。結果的にはお客様に美味しいものを提供できるし、ストーリーも語れるのが強みです。」
「次は、豚をやりたいですね。サムギョプサルみたいに韓国では一品で勝負している店が多い。その韓国で次々に新しい料理が生まれているので、見に行って面白い業態を作りたいです。」
人気業態を安易に真似た店が多い中、逆に岩田氏のオリジナルへの拘りが外食業界で輝いている。日本中の外食企業、そして消費者にオリジナリティの大切さに気付いて欲しいものだ。
■岩田 浩(いわた ひろし)
株式会社バイタリティ 代表取締役。1971年生まれ。東京・浅草出身。中学卒業後、中華料理店、酒屋、営業会社などで働き、97年に株式会社ラムラに入社。2008年12月、同社退社。08年12月、株式会社バイタリティ設立。