フードリンクレポート


インドでも外食が浸透、スーパーダイニング人気。
〜インド料理で25年「マンダラ」、インドで日本食展開をめざす〜(3−2)
外ノ池祐太氏 株式会社西インド会社 代表取締役

2010.9.21
東京・神保町で25年間続くインドレストラン「マンダラ」。世界の秘境ツアーを1973年から手がける株式会社 西遊旅行(外ノ池 愉平代表)が旅行者の情報交換場所として設けた店舗だ。その息子、外ノ池祐太氏はインドとの長いリレーションを活かして、世界で人気の日本食をインドで展開しようとしている。3回シリーズ。レポートは安田正明。


世界遺産タージマハル。写真提供:株式会社西遊旅行。

インドでも外食が浸透、スーパーダイニング人気

 カレー本の出版が増えるなど、インド食材を求める日本人が今増えている。ホームページも英語から日本語に変えた。インド人IT技術者が日本で増えていることと連動している。

「ホームページには扱う商品全部は載せていません。問い合わせに、ありますよというと喜んでくれる。日本には輸入できないんですよとか専門的な話をすると、余計に興味を持ってくれます。例えば、長粒米“バスマティライス”。イランやパキスタンで作られています。それを欲しがる方がいます。日本米のおにぎりを食べると腹もちがいい。バスマキはさらっとしていて、日本のご飯はもたれるという若い女性に人気です。また、インド産玉葱が売れています。辛くなく水分がほとんどない。カレーと付け合わせてボリボリ食べる。」

 インドは、IT産業を中心に経済成長を続け、ブラジル、ロシア、中国とともに新興4ヶ国(BRICs)の一角として世界をリードし始めた。


インドでも増える商業施設。

「インドではここ2〜3年外食文化が少しずつ浸透しています。商業施設が増え、そこにレストランが誕生しています。お金持ちマダムの間のブームはイタリアン、中華と変わって、今は日本食。でも、おにぎり、おしんこ、巻きずしと稲荷すしなど簡単なものばかりです。」

「“スーパーダイニング”という業態が流行りです。グローバルダイニングさんのフードコロシアムみたいな規模。イタリアン、フレンチ、チャイニーズ、ジャパニーズなど国別にブースが分かれ、テーブルは共通というスタイル。各人が好きなものが食べられるということで人気です。」


【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年9月8日取材