
・生産現場を見に行こう
平川氏はオーストラリアへの社員旅行の合間をぬって、同社が輸入している豪州産黒牛の牧場視察に赴いた。
「最近、取引している先の生産現場を精力的に見学に行っています。自社の店が提供している食材に責任を持ちたい、自分の目で確かめたいというのが理由です。今回見学した豪州産黒牛はウチの人気メニュー、ローストビーフで使っているもの。生産工程や飼育状況も見ました。日本の牧場も見ましたが、この生産者は素晴らしい。抗生物質、成長ホルモン、遺伝子組み換えの可能性ある輸入飼料など全部トレースできる、そんな意識の高い生産者です」と平川氏は自信を持って勧める。

カジュアルダイニング「KICHIRI」 店内。

総料理長自慢の特製ローストビーフ。
「以前は販売、お客様に売ることばかり考えていた。最近は、良いものを見つけてきて。それをお客様に提案したいと思うように変わったんです。意識が売る側じゃなく買う側に。シフトした。以前は食材を選べなかったですが、規模が大きくなって探しにいけるようになったから。」
良いものをお客様に提案しようという主旨で、メゾンカイザーとのコラボレーションを「きちり」関西33店で6月から始めている(7月からは関東8店舗でも導入済み)。メゾンカイザーはフランスで最も注目されるパン職人エリック・カイザーとの合弁で、あんぱんでお馴染みの木村家総本家の木村周一郎氏が出店する人気のパン店。きちり店舗でメゾンカイザーの焼きたてバケットに3種のスプレッドを付けて680円で販売。大阪初ということもあり大人気となっている。