今はや ~今流行っているお店~
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安ウマで満腹。オザミが仕掛ける大衆的フレンチ。
「パリのワイン食堂」
(東京・銀座/ワイン食堂)
第23回 2011年6月1日今流行っている店は、どんな店?なぜ流行っているのか?実際に営業中に店を訪れ検証。「次に流行る店」=“次はや”に対して“今はや”。流行りの店の秘密をレポート!

人気のメイン「フランス産仔鴨モモ肉のコンフィ」。ボリュームに圧倒される。
ワインを気軽に楽しめるレストランやバーが数多く集まる東銀座界隈。その中でも連日にぎわいを見せるのが、この「パリのワイン食堂だ」。
オザミグループが展開してきた店舗の中でも最もカジュアルなこの店は、最近のワイン食堂のブームもあってか、予約が取りにくいほどの人気だという。
金曜日のディナーを予約しようと1週間前に電話を入れたところ、早い時間はすでに満席。「20時20分までの席でしたら」という条件付きで18時に予約が取れた。20時以降ならまだ余裕があるとのことだったので、2回転、場合によっては3回転することもあるようだ。

赤い屋根が目を引くカジュアルな外観
スタッフに案内されて店内へ。赤と白のチェック柄のクロスで飾られたテーブル、そして壁からぶら下がるランプにもお揃いのクロスがかかっている。ランプを下から見るとランプの笠代わりにザルが使われていて、このキッチュなしつらえも気取らない感じがして面白い。

店内。奥にはオープンキッチンがあり、シェフが忙しそうに料理をする様子も見て取れる。
「ワインは何になさいますか?」と言われてワインリストを開くと、100種類を超えるワインがズラリ。ソムリエでもある丸山社長のこだわりが表れているのが、ワインの充実ぶりだ。
なかでも目玉は、ボトルワインが3800円均一で飲めること。このリーズナブルさは、特にグループだと1本ならず2本3本と空けてしまいそう。
その他のワインは4000円台から。ブルゴーニュやボルドーをはじめフランス全土のワインが揃うので、ワイン通のオーダーにも十分応えてくれそうだ。

3900円均一ワインのメニュー。

壁際にはたくさんのワインボトルが並ぶ。
とりあえず最初の一杯は飲みやすそうな白ワインをグラスでオーダー。ちなみにグラスワインは、本日のおすすめなら600円で提供されている。
夜のメニューはオードブル、メイン、デザートをプリフィックス形式で選べる2890円(税込3129円)のコースが中心。21時以降はアラカルト料理が中心になるが、遅めの時間からワインと料理をという人でも十分に楽しめる。
そんなメニューの中でも目に付くのが、「吉田豚の骨付きロース肉のロースト」や「アイスランド産 子牛のスペアリブのクスクス エビス風味」など、名前からしてガッツリと食べ応えのありそうな肉料理が多いことだ。

アミューズは豚肉のリエット。フランスパンにつけて食べる。
ワインを飲みながら待っていると、オードブルの豚のテリーヌが運ばれてきた。ひと目見てビックリ。他店の倍はあろうかというボリュームなのだ。

食堂の定番メニュー「シンプルな田舎豚風テリーヌ サラダ添え」。

「本マグロの脳天のタルタル 丸山スタイル」。ネーミングにもそそられる。
このインパクトはメインも同じ。皿から飛び出しそうな骨付きの鴨肉のコンフィ(冒頭写真)は、添えられたジャガイモも溢れんばかり。思わず「うわぁ~」と感嘆の声が出てしまう。女性には食べきれないかもというボリュームは、男性でもお腹いっぱいになること間違いなしだ。

アイスランド産 仔羊のスペアリブのクスクス エピス風味
19時半を過ぎ、気がつけば店内は満席状態に。客層は意外と広く、年配の男女グループ、会社の同僚らしき40代女性4人組、カップルや友人同士など目的もさまざま。そして隣にはグループデートらしき若い男女が。
20時を過ぎると丸山社長が現れ、「いらっしゃいませ~!」と威勢のいい声を響かせて接客に加わっていた。
実は、座った時から気になっていたのが隣のテーブルとの距離。間隔がかなり狭くて初めは少し窮屈に感じたが、人が増えるにつれてその密着感と喧噪が心地よくなってきた。隣の人に会話が聞こえそうだと思っていたのも不思議と気にならない。逆にリラックスできるのだ。

デザートメニューは黒板からチョイス。

デザートのムース・オ・ショコラ

高貴なプリン
デザートを平らげるとお腹がはちきれんばかり。2人で料金はコース料理とグラスワイン1杯ずつ、ボトルを1本あけて1人あたり6000円ちょっと。
ポップで女性が入りやすい店内、男性でも満足できるボリューム感、そしてリーズナブルなワイン。ワイン食堂というだけあって、ポワレやコンフィ、ローストといった素材を生かしたシンプルな料理多いが、これが何とも言えずワインがすすむのだ。
総合的に見てもこの値段はやっぱりお得だ。コストパフォーマンスと居心地のよさに、流行るのもうなずけるなと思った。
■店舗情報
「パリのワイン食堂」
住所:東京都中央区銀座3-13-11銀座芦澤ビル1F
電話:03-3547-4120
営業時間:11:30~15:00(14:00ラストオーダー)
17:30~24:00(23:00ラストオーダー)
定休日:無
【取材・執筆】 伊藤 由佳(いとう ゆか) 2011年5月30日執筆
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