今はや ~今流行っているお店~
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ご当地料理を超えた山形バール。
「Daedoko」
(東京・丸の内/洋風居酒屋)
第31回 2011年7月27日今流行っている店は、どんな店?なぜ流行っているのか?実際に営業中に店を訪れ検証。「次に流行る店」=“次はや”に対して“今はや”。流行りの店の秘密をレポート!

丸の内サラリーマンを中心に、連日盛況。
丸ビルに今年5月にオープンした「Daedoko」(だえどこ)は、“山形”をテーマにしたバール。ご当地料理の店はもはや目新しくもないが、この店では山形の素材を洋風にアレンジし、イタリアンバール風の演出がウリ。プロデュースは株式会社ミュープランニングアンドオペレーターズが手掛けたが、地元山形の天道温泉の老舗旅館「湯坊 いちらく」が運営しているというのも面白い。面白さと手軽さがウケて、丸ビルのサラリーマンを中心に連日賑わっている。
訪れたのは平日の20時頃。会社帰りのサラリーマンで満席。20代~60代くらいまで、男女問わず幅広い客層。店内は、オープンキッチン、カウンター、ハイテーブル、バーカウンター、メインダイニングと様々なゾーンに分かれてメリハリがあり、活気に溢れていた。木材を多く使った内装は温かみがあり、ほっとする雰囲気である。

キッチンとカウンター。
はたして、山形の素材を使ったバールフードとはどんなものだろうか?
メニューには、「玉こんにゃくのゴルゴンゾーラ」、「だしと青豆豆腐のカプレーゼ ジェノバの香り」、「山形牛蒡と蓮根のアラビアータ」、「いも煮のクロケット」など、想像がつかないようなユニークなメニュー名が並ぶ。品数も多く、どんな料理か思い浮かべながら選ぶのも楽しい。

食前には、薬膳茶とお通しの漬物。

「玉こんにゃくのゴルゴンゾーラ」(800円)

「だしと青豆豆腐のカプレーゼ ジェノバの香り」(550円)

「いも煮のクロケット」(550円)

中には、牛肉と里芋を煮込んだ、山形の名物料理いも煮が入っている。

「庄内麩と秘伝豆のチーズグラタン」(900円)

メニュー

メニューの全ページには、「がんばろう東北」のロゴが。
「玉こんにゃくのゴルゴンゾーラ」は、煮て出汁の染みた玉こんにゃくがゴルゴンゾーラのソースと合い、驚きの相性の良さ。くるみもいいアクセントになっている。「だしと青豆豆腐のカプレーゼ ジェノバの香り」では、山形名物の野菜を細かいみじん切りにした漬物の「だし」が、オリーブオイルやバジルの風味と不思議とよく合うのだ。どれも違和感がなく、うまくまとまっていて、新鮮な驚きがあった。
料理だけでなく、お酒も山形の物を多く揃える。日本酒や焼酎はもちろん、バールというだけあってワインもある。実は山形県は、山梨についで全国2位のワインの生産地。この店では、タケダワイナリー、トラヤワイナリー始め、山形県内のワインナリーのワイン10種類ほどを揃えているのだ。しかも、ワインは一升瓶に入っている。山形では、「一升ワイン」という文化があり、ワインは一升瓶に入って売られているそう。そんなエピソードを知ることができるのも嬉しい。目の前でまで日本酒のように一升瓶からワインが注がれる様は、迫力がある。

グラスワインを注文すると、テーブルで一升瓶から注いでくれる。

「月山山麓」(580円)

出羽桜酒造が作るスパークリングの日本酒。「咲」(ミニボトル1500円)

日本酒を使ったカクテルも。「SAKEトニック」(650円)
イタリアン風のアレンジだけでなく、山形名物そのままの「いも煮」(980円)や、韓国風にアレンジした「丹野のキムチこんにゃく」(400円)など、幅広い。ちなみに、山形ではこんにゃくも名産で、こんにゃくの消費量は日本一だとか。

「丹野のキムチこんにゃく」(400円)まるで肉のような食感にまた驚く。
店名のDaedoko(だえどこ)とは、山形弁で台所の意味。台所で気軽に色々な料理をつまむような感覚で楽しめるのだ。新鮮さだけでなく、懐かしさと親しみやすさがあるのも人気の秘密だろう。
驚きと共に、山形の食文化に楽しく触れることができた。これからは、こんなご当地料理の楽しみ方がいいかもしれない。
■店舗情報
「Daedoko」
住所:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル6F
電話:03-3212-3313
営業時間:
月~金 11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~23:00(L.O.22:00)
土・日 11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:不定休
http://r.gnavi.co.jp/e533217/
【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ) 2011年7月25日執筆
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