第4回 2003年11月8日 | |
「北前そば 高田屋」「YAKITORI とり鉄」で
知られる(株)タスコシステム。 6月末に東京本社を銀座から日本橋に移転。 その本社のおひざもとということから 「とり鉄 日本橋本店」 「暖中 日本橋本店」2店をオープンした。 |
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店づくりをめざして 「とり鉄 日本橋本店」の鈴木店長はこう話してくれた。 「私たち社員とお客様が一緒の家族になれるような思い やりのある店を、お客様から2番目の家と感じていただ ける店をめざしてこの店をオープンさせました。 なのでお出迎えのときは「いらっしゃいませ」ではなく「おかえりなさい」とお客様にお声をかけさせていただいて おります。既存の「とり鉄」とは内装もメニューも異なる ものを用意させていただきました。 「とり鉄 日本橋本店」の自慢は、放し飼いにしている 鶏を発注してから裁き、チルドの状態でお店に届くように しています。 もちろん生のままで食べていただくことをお勧めしており ますが、備長炭を使用したヤキトリも好評をいただいてお ります。 まだオープンして間もないので、正直サービスは完璧で はないかもしれませんが、味にはお客様に必ず満足して いただけると私たちは自信をもっております。ぜひ一度 ご来店いただきたいですね。」
ランチもランチメニュー4種類と単品物からと用意されていて 850円からとお手頃価格。ランチは11:00〜 15:00までと遅めまでオープンしているので、平日は 2回転から3回転しているとのこと。 夜のお勧めメニューは白レバーのさしみ750円、 手作り本にがり豆腐580円、鶏コクスープ鍋 640円が人気メニュー。客単価は4000円を設定。 日の売上目標は35万円〜40万円を設定しているが平日、 月〜木で60万円、金曜だと80万円の売上で、目標売上を 大きく上回っている。
これからの忘年会シーズンにむけに3500円からの コースを用意するとのことで、11月10日から忘年会の 予約を始めるとのことで、女性グループの宴会等には 雰囲気がよくて、一押しの店である。 「暖中 日本橋本店」の藤井店長にもインタビューさせていただいた。 こちらの「暖中」も既存店と異なった内装、料理が用意 されていて、客層も8:2で、こちらも圧倒的に男性客が多いと 話すが、スタッフが女性でなおかつ、服装がチャイナドレスで 対応してくれるので男性客が多いのは納得。オープンしてから 2週間というが、リピーターのお客様も少なくないと話す。 「暖中は料理にかなりこだわっております。今回のチーフは マリオットホテル出身の方で、ホテル時代からのファンだった という主婦の方足を運んでいただけるのがうれしいですね。 ビールの次に紹興酒がでるのですが、紹興酒は常温でそのまま 飲まれるのが一番料理とおいしく楽しめる飲み方なので、 お客様にお勧めしています。
客席は130席、客単価は4200円〜と設定。 ランチも950円から用意されている。 日の売上目標は50万円を設定しているとのことで、実際の売上は 70万円〜100万円と好調の出だし。 「暖中 日本橋本店」でのお勧めメニューは、鉄鍋棒餃子4本500円、生ホタテと紋甲イカのシソ炒め780円、ニラ入り焼きぶたチャーハン 780円、デザートは杏仁豆腐450円とのこと。 店の周りには老舗が多いが、2店ほどの大箱店は見当たらない。 これからの宴会シーズン客数に期待が持てそうだ。
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社員になる人が多い理由とは? タスコシステムはアルバイトに名刺をもたしているという。 「お客様と直接関わるのはアルバイトスタッフの皆さんなので、お客様の生の声を きくことができます。お客様と名刺交換し、コミュニケーションを図る ことで、お店のサービス、料理の良さをお客様に伝えることができます。 弊社ではDMのも発送しておりますが、それもアルバイトさんに 手書きでハガキを作ってもらっています。お勧めのメニューの絵を描いたり と、個人の魅力をひきだして、この仕事を好きでがんばってくれていると 実感できるのでとてもうれしいですね。 皆さん、お店、会社を好きでいてくれるのが分かるので、アルバイトの 定着率もかなりよいですし、7割の方がもっと会社を知りたい、ここで 働きたいと思ってくれるのでアルバイトから社員になる方が多いですね。 経営スピードは現状のままで、お客様に満足していただけるよう、 店のブラッシュアップに力を注いでいきます」と広報の野口さんが 話してくれた。 年内はオープンの予定は11月に何店舗かオープンする予定。 新業態は随時開発しているという。 これからもどんなお店を私たちに提供してくれるかが楽しみだ。
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2003年11月8日 取材 執筆 辻 裕究 | |||||||||||||||||||||||||
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