第20回 2004年3月6日 | |
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3月は「キムチ味」と「チキン味」 1958年、世界で初めてのインスタントラーメン「チキンラーメン」が発明された。おいしく手軽なインスタントラーメンは大きな評判を呼ぶ。それから46年、現在のインスタントラーメン年間生産数量は53億食を越えている。 インスタントラーメンを生み出した日清食品は今年、キレイとおいしいが楽しめる新商品を投入する。 昨年8月に発売された「おぼろ豆腐スープ」は女性に人気で、今回も美容と健康を気遣う消費者をメインターゲットにした「ファッショナブルで健康感のあるスープヌードル」を開発した。
コラーゲンの風味を活かし、ごまの香味がたつチキン味のスープが自慢。たっぷりの野菜とスクランブルエッグが彩り鮮やかに浮かぶスープヌードル。
「飽食の時代だから満たされた食生活を送っているかというとそうではありません。日本人には毎日4000〜5000mgのコラーゲンが必要なのですが、実際には1000mg足りないのです」山田さんはそう語った。 |
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キレイになりたいから選ぶ、女性のためのスープヌードル 「美健賢食」シリーズを開発した日清食品ブランドマネージャーの山田孝和さんに詳しい話を伺った。山田さんはこれまでに「日清焼きそばUFO」や「江戸そば」、「京うどん」、「たまごポケットつきチキンラーメン」といったヒット商品の開発を手掛けてきた。「美健賢食」シリーズは開発に1年半を費やし、昨年8月に第1弾となる「おぼろ豆腐スープ豆乳仕立て」と「おぼろ豆腐スープ 香味ごま仕立て」を発売。「上質なおぼろ豆腐で食べる癒しのスープ」という新しいコンセプトを打ち出し、低カロリーでおいしいスープが話題となった。このときから明確に「20歳代後半から40歳代の方がおいしく食べられる」ことを意識していた。
山田さんは「美健賢食」第2弾でコラーゲン1000mg入りにこだわったのだが、「コラーゲンを活かしたスープが難しかった」という。「コラーゲンは使い方によってはくどくなるので、すっきりした味に仕上げるのに試行錯誤しました」とのこと。スープにコラーゲンが溶け込んでいるので、最後の1滴まで味わっていただきたいということだった。 「コラーゲン入りのスープヌードルは4月に新しい味の商品を発売します。秋にはラインナップをさらに増やして、体調に合わせて選んでいただけるようにします」
「お店で説明を聞いて、納得して選んでいただきたいと思います。時間がかかってもきちんと認知していただくことが大切ですから」 昨年の11月には一部地域でテストセールスを実施、「おいしい」と味の面で評価が高かったため、この3月に発売することが決まった。 女性でも食べやすいようにめんの長さを短くカットし、ノンフライめんを採用した。私はチキン味を試食させていただいた。口の中で豊かな風味が広がり、「ラーメンのだし」というより「エキス分いっぱいのスープ」という印象を受ける。たっぷりの野菜と一緒にスープを食べながら、細めのちぢれめんをすする。ごまの香りがアクセントとなってひとくち一口でいろいろな味わいがあり、スクランブルエッグをつまんでスープを飲み干し、あっという間に1杯を完食してしまった。 すっきりとした味の「美健賢食 コラーゲン1000mg入りスープヌードル」は「小腹が空いた」時や「ランチにもう1品」といった場面でとても重宝するであろう。キレイとおいしさが楽しめるスープヌードルが、たくさんの笑顔を生み出すのは間違いない。 |
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2004年3月7日 取材 執筆 山越 龍二 | |||
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