「飲・食・店」新聞フードリンクニュース 第41回 2004年8月1日 |
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ゼットン渋谷進出のニュースは意外性を持って受けとめられたが、立地を選んでの出店ではないそうだ。最初にナヴィ渋谷を手掛けたイデーアールプロジェクトとのコラボレーションにゴーサインが出て、その立地がたまたま渋谷であったということらしい。そして渋谷でどのような業態を展開しようかと考え、昨年3月に出店した「銀座ロビー」の発展型とも言える「トラディショナル ジャパニーズ」の「神南軒」が完成した。 |
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メニュー構成も渋谷という立地を考慮し、「銀座ロビー」の客単価7000円に対して「神南軒」は5000円と控えめである。内装はクラシックに仕上げられており、フロア中央の吹き抜け部分ではアトリウムが夜空まで伸びている。 「神南軒」の最大の特長のひとつは屋上にあるルーフ・テラス席である。日が暮れてからの眺めはとてもよい。こちらはドリンクとデザートのみのスペースとなっているので、レストランスペースでの食事前にシャンパンで涼をとったり、食後にカクテルで渋谷の灯を眺めるのに最適である。 |
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人気料理は「鍋焼きハンバーグ」や「雲丹とじゅん菜の冷やし茶碗蒸し」そして「岩中地豚の生姜焼き」とバリエーションに富んでいる。東京統括料理長の内山氏によって旬の食材や、岩中地豚をはじめとする銘柄素材を取り入れているのだ。ご飯へのこだわりも並々ならぬものがあり、白米は「こしいぶき」、バターライスは「ひのひかり」、釜飯は「神代あきたこまち」と使い分けているのだそうだ。 |
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ゼットンは今年の秋、名古屋の徳川園にガーデンレストランを出店する。フレンチのシェフを迎えてレストランを展開するそうだ。来年春には中部国際空港にカフェを出店、国内の出店が一段落した時点で海外への出店計画もあるとのこと。東京で成功した同社の海外初出店はどのような形になるのだろうか。今後も目が離せない。 |
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取材・執筆 山越 龍二 2004年8月1日 | |||||||||||||||||||||
取材・執筆 山越 龍二 2004年5月1日 | |||||||||||||||||||||
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