横浜駅西口より徒歩5分、周辺に居酒屋の多い通り沿いにある「LA-FINA」(ラ・フィーナ)は白が基調の南仏を思わせる外観で、近隣のOLを中心に人気のカジュアルフレンチの店である。店内も白が基調の壁で、床は石畳となっており、エントランスは吹き抜けで明るく開放感がある。
2階建てで37席を用意する店内だが、その1階バーカウンター奥には数多くの酒が並び、同店がフードのみならずドリンクにも力を入れているのが窺える。2階はゆったりとテーブルが配され、ボサノバが流れる店内ではグループ客がゆっくりと時間を過ごすに最適である。
ランチは880円から「パスタランチ(ミニサラダ・ドリンク付)」が楽しめる他、「TODAY’S SPECIAL LUNCH SET」(980円)や「ライスランチ(ミニサラダ・ドリンク付)」(920円)などが用意されている。
夜は照明をぐっと落とし各テーブルにキャンドルの灯りがゆらめき、昼間の明るい開放感とはまた違いしっとりと落ち着いた雰囲気を演出している。客層は30代前後の静かに飲みたいというOLや、ビジネスマンを中心に男女比率は3:7となっている。金曜日・土曜日は深夜5時まで、その他の曜日も深夜2時まで営業しており、夜が早いといわれる横浜で食事も楽しみながら遅くまで飲める事も人気の理由。23時以降はBARメニューを用意し、お酒を楽しむお客様のニーズに応えている。
ディナータイムには2名から利用可能なパーティプランを用意する。最も人気のある全7皿10品の「Vert」(3,675円)の他に、「Rouge」(2,625円)、「Noir」(4,179円)と3種類あり、それぞれ飲み放題プラン(1,575円)との組み合わせが可能だ。グループで来店し肉料理と魚料理を注文しシェアするお客様が多い。もちろんアラカルトでの注文も可能で、最も好評なのは、毎月「旬の美味しいものを美味しく」がコンセプトの「Chef’s
Recommendation」で、メニューでも1ページを使って提案されている。フランス料理出身のシェフは、フレンチをベースにイタリアンや和食を融合し、新しいカジュアルフレンチの提案を勧めており、数多くのアレンジメニューを堪能できる。
2002年11月にオープンした「LA-FINA」は、有限会社横浜フードビバレージサービスによって運営されている。同社は横浜市関内にあるオーセンティックバー「Bar
Merry Widow」からスタートし、現在では横浜市内に3店舗を構える。
「LA-FINA」では当初オーセンティックバーの流れを汲み、Barと同じく蝶ネクタイにベストという装いだったが、現在ではベストの着用はやめ、よりカジュアルな雰囲気でお客様にリラックスして楽しんでいただけるよう工夫している。また店舗の外に詳しいメニュー案内を掲げ、初めての人でも入りやすい店舗になるような演出がされている。
ドリンクではフルーツカクテルに力をいれており、バーテンダー歴5年のマネージャー今井氏は、「フルーツカクテルというと女性が好みそうですが、男性にも必ず美味しいと言わせる自信があります。」とはにかむ笑顔の奥で力強く頷く。
4月はいちご、5月はマンゴーと、季節に合わせてフレッシュな素材を使ってのカクテルは毎月5〜6種類提案され、彩りも鮮やかで目にも楽しませてくれる。中にはベビーキューイフルーツなど珍しい果物を使ったメニューもある。
今流行りのベジタブルカクテルも用意し、かぼちゃやフルーツトマト、透明なトマトのカクテルなどがあり、900円から楽しむことが出来るので、是非足を運んでご賞味頂きたい。
またフランスワインを始め、イタリア、カリフォルニア、オーストラリア、チリと3,000円から20,000円まで数多くワインセラーに用意している。以前のようにワインは高級であるといったイメージから、もっとカジュアルに好まれるようになった昨今に合わせて、様々な趣向を持つお客様にも対応している。
今後はスタッフ全員でソムリエを目指し勉強するなど、幅広い知識のもとドリンクもフードも充実した店として、横浜駅前をリードすることが期待される。
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