第90回
2005年06月25日
280円均一で全国制覇を狙う 「鳥貴族」 (中野/焼き鳥) |
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大阪を中心に関西で「鳥貴族」44店舗を展開する、株式会社イターナルサービスが、東京1号店を中野に出店した。満を持しての東京進出、「鳥貴族 中野北口店」を拠点に首都圏へと拡大を図る。 「中野駅北口の飲食店街に位置しますが、周囲にスナック、パブが多いからでしょうか、ターゲットである若者のみならず、2軒目、3軒目にいらっしゃるビジネスマンの利用が多くなっています。この値段で気軽に飲んでいただける当店の特長を、上手に使っていただけているようです」 山下氏は、同店立上げに自ら異動を申し出、大阪から東京へと異動してきた。同社の東京事務所は、現在山下氏を含めた2名を中心に活動する。本拠地大阪と東京の違いはいかがなものだろうか。 「大阪とは違い、東京ではお客様からのクレームが少ない。しかし、クレームをおっしゃらない代わりに、二度と来店されなくなってしまいますので、常にお客様の表情を見て、私たちが正しいサービスを提供しているか気を配っています。 イターナルサービスは、全国展開を視野に入れており、鳥貴族ならではの味付けを全国一律にするという意味も込められている。 ドリンクでは、やはり280円で提供される「生ビール(中)」が嬉しいが、発泡酒「淡麗(大)」が280円で700mlもの大容量で楽しめることも、見逃してはならない。また、ターゲットである20代のお客様に合わせたウォッカベースの酎ハイと、カクテルに人気が集まる。現在は、7:3で男性の比率が多いが、オリジナル・カクテルなどを開発して、アルコールに強くない女性の来店も促したいとする。 そして、「28とりパーティー」と題されたコースでは、飲み放題、食べ放題を2800円という値段で提供しており、宴会需要も逃がすことはない。 前述の通りに、全国展開を狙う同社だが、東京では直営店での地盤固めから始める。大阪では、16の直営店に、FC28店で展開されている。味のクオリティーや、店舗の運営レベルを一定に保つために、直営店で3年以上の店長経験者のみにFC店を展開させるなど、慎重に規模拡大を図っている。 |
このヴォリュームで280円(税抜)。
しゃくしゃくとした食感が美味しい 8席用意するカウンター席は、 スナック、パブが多い地域で 「鳥貴族のうぬぼれ」として、 |
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取材・執筆 本誌編集長 横田茂 2005年06月25日 |
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