第94回
2005年07月23日
甘辛さがやみつきになる名古屋名物「赤から鍋」 「赤から鍋とセセリ焼き 赤から 渋谷店」 (東京渋谷/居酒屋) |
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名古屋味噌と唐辛子をベースにした甘辛い「赤から鍋」専門の店として、昨年4月24日に渋谷にオープンした「赤から鍋とセセリ焼き 赤から」は、渋谷に集まる若者を中心に人気の店である。 明るい店内は、壁一面に鬼が「赤から鍋」を作って食べているユーモラスなイラストがあり、また昔ながらのブリキの看板には人気のメニューのイラストが描かれ、店内各所に置かれた赤唐辛子の束は、辛さを想像させるに十分である。 同店は20代を中心に10代から30代が多く男女比率は4:6で若干女性が多い。毎週同じ曜日に必ず来店するお客様や、月に一度は必ず来店するお客様等、リピート客も多く、中でも来店客のクチコミ率は高い。76席ある店内に夜は毎晩40‾50組100人の来客があり、回転率は1.5回となっている。若者が多い渋谷を象徴するかのように、「ぐるなび」のクーポン券利用は1日約10組あり、そのうちのほとんどが携帯電話でのクーポン利用である。 スタッフは、店長の高橋氏より、一人一人が個性を活かして接客し、自分自身の常連客を作れるよう教育をされており、渋谷の土地柄にあう明るく元気でフレンドリーな接客が、リピート客獲得に功をなしているようだ。 「赤から鍋」は1人前950円で名古屋名物赤味噌と、赤唐辛子をブレンドしたスープに、8種類の減農薬野菜とホルモン・つくね・油あげが入った鍋で、辛さが10段階に分かれている。通常は「赤3番」が標準と考えられており、激辛の「赤10番」を完食出来ると、店内に写真を飾られる。 もうひとつ忘れてはならないの人気メニューが、「セセリ焼き」である。同店は鍋が前面には出ているが、居酒屋のように焼き物や、サラダを食べ、最後に鍋を食べて頂くというスタイルをとる。 株式会社甲羅(愛知県)が経営母体である同店は、2003年8月に名古屋市に第1号店を開業して以来、愛知県を中心に全国展開を始め、現在東京都下には渋谷店の他、六本木店と西麻布店がある。 「赤から」は甲羅が、グループ内の株式会社グッドブレーンに委託して、加盟店開発を行っており、今後ますますの全国展開が期待される。 |
店内の壁一面に広がる鬼の絵は、
「赤から鍋」への期待を高める。
「赤10番」を完食すると記念ボードに写真が飾られる.
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取材・執筆 本誌編集部 芳之内由佳 2005年07月23日 |
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