11月11日にオープンした丸の内「東京ビル」。そのメインエントランス側にあるのが、「P.C.M.(パブ・カーディナル・マルノウチ)」だ。70年代に六本木に存在した伝説の店「パブ・カーディナル」を現代に再現。丸の内のビジネスマンに新しいパブのスタイルを提案する。
同店はゆったりとしたソファーとカウンターを有したメインフロアーを用意するほか、店頭にウッドデッキを配してスタンディングバーとしても利用できる。
ナイトタイムには多くのお客様がスタンディングで楽しむ姿を見る事ができるが、奥のラウンジでゆっくりと過ごすこともできるのが特徴だ。
「丸の内初のスタンディングバーとして、ビジネスマンだけでなく女性のお客様にも気軽に利用していただける店づくりを目指しました。クオリティーの高いものをリーズナブルにということで、ビールは『ハートランド』を500円、『グレイグース』や『ヴェルベデール』といったプレミアムウォッカも1100円から提供しています。ただ安いというのではなく、ラグジュアリー感にはかなりこだわりました」運営する株式会社カーディナルの谷田部氏は話す。
同店では、昨年よりニューヨークを中心に注目を集めるプレミアムウォッカを取り揃え、カクテルにも積極的に使用する。
シグネチャー・カクテルとしてオンメニューする「コーヒー・ラヴァーズ・マティーニ」(1200円)は、プレミアムウォッカの滑らかな口当たりとコーヒーのフレーバーが、見事にマッチした一杯として人気のカクテルとなっている。
また、洗練されたそれらのボトルデザインはインテリアの一部としても充分機能している。ラウンジは木のぬくもりが感じられる伝統的な趣だが、ライトアップされた腰高のパーティンションを隔てると一瞬にしてモダンな世界が広がる。
DJブースも用意されており、プロジェクターによる映像とのコラボレーションも可能。様々なイベントにも対応できるので、これからのイベント・スケジュールにも期待が高まる。
「ラウンジはテーブルチェック、スタンディングのみキャッシュオンデリバリーになります。どちらもチャージは頂きません。1つの使い方ではなくて、さまざまなシチュエーションと気分で使い分けていただけるのも当店の特長です。また、昼間はランチからカフェタイム、夜はスタンディングのピークが21時から22時、ラウンジのピークがそれ以降と何度もピークタイムが訪れるので、常に活気に溢れています」
「当店は、六本木ヒルズ『ハートランド』支配人の島田新一氏によるプロデュース。『ハートランド』のような賑わいで丸の内を盛り上げる店になります」と谷田部氏は自信を見せる。
丸の内に今までになかった「ラグジュアリー」なスポットが誕生した。新しい丸の内の胎動を感じるのには最適な1店が「P.C.M.」だ。 |
本格感のあるラウンジではゆっくりと過ごすことができる。
スタンディングで楽しめるように店頭にウッドデッキを設けている。
「コーヒー・ラヴァーズ・マティーニ」(1200円)
大胆にディスプレイされたシャンパン。
プロジェクターによる映像が投影される。
間接照明が美しくカウンターを飾る。
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