次に流行るお店
祝ワールドカップ開催! ドイツビールを!
ドイツ居酒屋「JS・レネップ」
東京駅周辺で美味しいドイツ料理が食べたくなったらここ! と近隣会社員に定評なのが有楽町ガード下にある「JS・レネップ」。ビア樽の上におすすめメニューがディスプレイされた入り口が目印だ。
同店は以前はドイツ料理レストランとして経営していたが、より気軽に料理やビールが楽しめる店にしたい、との意向で現在の居酒屋スタイルになった。
圧巻なのはドイツビールの品揃えで樽生ビールは“ビットブルガー・ピルス”(525円)“エルディンガー・ヴァイスビール”(735円)“コストリッツァー・黒”(724円)“イエバー・ピルス”“レーベンブロイ・ピルス”の5種類
中でもヴァイスビールは酵母を生きたまま樽詰めする、小麦独特の香りとコク、新鮮さが魅力。樽の中でも醗酵が進むことから1日に一定量を売り上げられる店舗でないと常備するのは難しく、同店では1年中楽しむことができる、と人気だ。瓶ビールは“クロムバッハ・ピルス”(861円)“ヴェルシュタイナー・ピルス”(861円)などやはりドイツ産11種類を揃える。他ビールはベルギー産など11種類を用意しているが、国産ビールはない。
仲野店長代理は「店のカラーを大切にしよう、との考えです。国産ビールは置いてないの? と聞かれることもありますし、用意すればそれなりの売り上げは見込めるのですが、何のお店だかわからないことは避けようと。ですから店内装飾、フードメニュー、すべてドイツにこだわっています」と話す。
店内内装は高架下とは思えない落ち着いた造り。ドイツのパブレストランのイメージ、ウッディーな雰囲気に仕上げている。なだらかな弧を描く木を使った天井と梁。テーブル、椅子、間仕切りまでも冷たい感じのする金属は用いずに、あくまでも木の温かさと、重厚感を重視している。陶器のビールサーバーのあるカウンターはさまざまなドイツビールのグラスともあいまって、本場ドイツパブをほうふつとさせる。
フードメニューは約40種類。“ソーセージ5種類盛り合わせ”はボイル(1960円)とグリル(1980円)が好みで選べ、ドイツ直輸入の“ドイツパン3種盛り合わせ”も人気のメニューだ。冬には豚すね肉とロールキャベツのポトフ“アイントプフ”など温かいメニューを季節メニューとして取り入れ、好評を博している。
「昔は男性客が8割を占めていましたが、最近は女性客も増えました。平日は大体リピーターのお客さまが多いので『JSレネップ特別会員』システムを設けました。入会費、年会費無料で、会員証の提示でディナータイムは毎回10%オフ、さらに試飲会のご案内や50%オフのご案内もあります。より気楽に足を運んでいただいて、ビールだけじゃなく、ドイツ料理であり、ワインであり、楽しんでいただけたらと思います」
前回のワールドカップの時には、ドイツビールを飲みながらサッカーを楽しみたいというお客で連日盛況だったという。今回のワールドカップではW杯オリジナルヴァイスビールグラスを用意する。もともと優勝トロフィーの形をしている同グラスにサッカーボールをあしらったW杯ならではのオリジナルデザインのグラスをドイツから取り寄せて店内販売する予定だ。特別メニューは考慮中だが、簡単な盛り合わせなど、つまみスタイルで提案できる料理を用意するという。
夏場のビール需要が高い時には1日3樽=90リットル以上を消費するという同店。ワールドカップ開催! 開催国ドイツのビールを楽しむお客で今回も大いににぎわいそうだ。
住所 | 東京都千代田区有楽町2-1-8 |
電話番号 | 03-3595-0417 |
営業時間 | 月〜木 11:30〜14:00、16:30〜23:30 |
定休日 | 無休 |
客席数 | 100席 |
客単価 | ランチ890円、ディナー3000円 |
目標月商 | 2000万円 |
経営母体 | まるしん亭 |
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