次に流行るお店
ライブパフォーマンスが楽しいヘルシーなお好み焼
「どれ味」銀座店(東京・銀座/お好み焼)
どれ味焼(900円)
6時頃から9時頃までは、連日満席状態で、1日に3回転はするという。
エントランス記念写真
マヨネーズパフォーマンス
人気の秘訣はライブパフォーマンス。「どれ味焼」などのお好み焼を、シェフが目の前で軽快なトークを交えながら、コテを自在に操って焼き上げる。遠い位置からマヨネーズを飛ばしたり、巨大なペッパーミルを使ったりするので、見た目も楽しい。
メニューも、女性の好みに合わせて開発している。たとえば、同店のお好み焼はヤマトイモ100%の生地であり、小麦粉を使っていない。見た目もふんわりとしていて、ヘルシーでユニークなお好み焼である。
オープンは1988年8月なので、すでに18年近くの歴史があるが、月に1度は料理に関する会議を開いて、実際につくりながらスタッフで意見を交換して、改善を行っている。また、3カ月に1度、メニューを改定しており、常に目新しさを保っているのが、人気が持続する理由だろう。
「小麦粉を使わないので、関西の人からは『こんなん、お好み焼とちゃう』と言われることもあるんです(笑い)。当店のお好み焼は、焼くのがとても難しくて最低でも1年は修業しないとできません。火加減の調節はメニューによって違いますし、コテの柄がポッキリ折れてしまったり、いろんな失敗もしますよ」と、杉浦孝宗店長は華やかなパフォーマンスの裏側にある、苦労話のエピソードを語ってくれた。
杉浦店長
1番人気の看板メニュー「どれ味焼」(900円)は、ヤマトイモの生地に、天かす、桜エビ、ベニショウガ、タコ、ゲソ、アサリ、エビ、豚肉の具が入っていて、コテで21カットにして提供される。下はカリっと、上はふんわりとした食感が特徴的だ。
同店の名物料理の1つは、服部栄養専門学校校長の服部幸應氏も絶賛した、「魂のワンスプーン」(900円)という、大さじのスプーンの上で提供する、大粒のカキ1個が入ったお好み焼。上にもんじゃのおこげが乗っている。1口で食べるのだが、口の中で、カキの旨味とソース類がからみあって、何とも言えないジューシーな味わいとなる。
魂のワンスプーン2(900円)
鉄板焼では、「チキンチーズin龍虎飯店」(1000円)という鶏肉とセロリ、トマト、ネギといった野菜を炒めて、ブルーチーズのソースを絡めて仕上げるといった独特のものだ。調理の最中はイタリアン風に見えるが、最終的にはアメリカンなタッチの料理となる。セロリやブルーチーズはどちらも癖のある食材で、嫌う人も多いが、組み合わせの妙で不思議とまろやかで食べやすくなる。セロリ嫌いでも、これなら問題なく食べられる人も多いという。
チキンチーズin龍虎飯店(1,000円)
このように食材の混ぜ合わせで新しい味を追求するのを、同店は得意としており、鉄板焼の奥深さが実感できる。
BGMはハワイアンを採用。シックでモダンな空間に、軽快なライブパフォーマンスが映える。
「どれ味」は他に、日本橋店と亀戸店があり、日本橋店とはメニューを共有しているが、亀戸店は異なる。系列では、ハワイに焼肉店がある。
お好み焼の女性客開拓で成功した同店は、ヘルシー指向の高まる飲食トレンドの中で、改めて注目してみたい内容を持っている。
カウンター席
住所 | 東京都中央区銀座7−5−4ラヴィアーレB1 |
電話番号 | 03−3573−6554 |
営業時間 | 平日17:00〜0:00、日祝17:00〜23:00 |
定休日 | 年中無休 |
客席数 | 60席 |
客単価 | 3000円〜5000円 |
目標月商 | 1000万円 |
経営母体 | Doremi of Tokyo |
Web Site | http://www.doremiman.com |