次に流行るお店
コンセプトは「べたカッコイイ!」キーワードは「ガブ飲み」と「落花生」
「ガブ飲み居酒屋 新橋バル8(hachi)」
(東京・新橋/スペインバル)
第219回 2008年5月28日
落花生とワイン
カウンターが8席、座るか立つかはその人次第のハイテーブルが5卓。店内奥にはモニターが設置さているのでバーの醍醐味、スポーツ観戦も可能だ。
店のイメージカラーは赤で、看板・外観・壁面で強調している。そこには、スペイン料理のお店ということもあり「賑やかな情熱の赤で新橋のサラリーマンに元気が与えられれば…」という思が込められている。だからといってポップすぎないように、カウンターとテーブルを落ち着いた色合いにすることで、おしゃれ感も出している。
「ガブ飲み居酒屋バル8(hachi)」 外観
看板
「ガブ飲み居酒屋バル8(hachi)」 店内
そんなバル8を楽しむためのキーワードは、「ガブ飲み」と「落花生」だ。
「ガブ飲み」というは、その名の通りどんどんお酒を飲んでほしいということだ。ワインは約20種類そろえてグラスはあえてワイングラスではなくタンブラーを使用して、日本酒のようになみなみと注いでグイッと飲めるようにしている。値段もボトル1本2800円からと良心的な価格なので、気取らずにガブガブとワインを楽しめるような配慮が感じられる。
ワインの他にもドリンクメニューは種類が豊富で、生ビール580円、ウイスキー580円、日本酒580円、焼酎500円、梅酒500円、サワー380円〜、カクテル500円、と100種類を超える。もちろんソフトドリンクもあり、お酒を飲めない人も一緒に楽しめ、自家製のサングリアは新橋OL女性の人気を集めている。
ドリンク一式
新橋という場所柄、中でもサワーがよく注文されるという、「ここにワインが良く注文される汐留バル7との違いがある。」と汐留バル7で現兼任マネージャーを兼ねる店長の本村氏は語る。
「落花生」とは、1号店の汐留バル7の独特なスタイルを受け継いでいて、落花生の殻をお店の床に投げ捨てていいというもの。しかし、オープン当初はきれいな床に殻を投げ捨てることに抵抗のあるお客さんが多かった。そのことに悩んだ本村氏は、最初から床に殻を散らかしておくことで見事解決。今では、楽しんで投げ捨ててもらっていると嬉しそうだ。どうやら、日々の仕事のストレス発散になるようで、投げ合って楽しんでいるお客さんいるという。
「ぜひ、落花生を食べながらガブ飲みしてもらいたいと思います。」
ここ新橋バル8では、日々の疲れを発散し、会社のことは少し忘れ、最高のひとときを味わえる。
料理に使う食材のサラミ・オリーブ・カウンターにある生ハムはスペインから取り寄せて使っている。今はオイル煮が人気で、マッシュルーム、シーフードのオイル煮が好まれているようだ。できたてのマッシュルームとガーリックのオイル煮にバゲットを浸して食べるとビールやワインのつまみに最適。お客の要望も反映される、楽しみは増え続ける。
カウンターの奥にある生ハム
自慢の国産生マッシュルームのガーリックオイル煮
店内だけでなくテラス席も用意されているので、混んでくると外までお客さんが溢れかえり一段と賑やかに。夏に向けテラス席をスタンディングにし、もっと気軽にお店に利用してもらえるように計画中だ。
店内奥に設置してあるモニターで、これから始まる北京オリンピックを会社の同僚や上司、あるいは部下と共に落花生を投げながら応援することもいいのではないだろうか。
【ガブ飲み居酒屋 新橋バル8(hachi)】
住所 | 東京都港区新橋3-6-13 |
電話番号 | 03-5157-8189 |
営業時間 | 月〜金 17:00〜翌2:00 土日・祝日 17:00〜24:00 |
定休日 | 不定休 |
客席数 | 30席 |
客単価 | 2800円 |
開店日 | 2008年5月8日 |
経営母体 | 株式会社ワイズクルー・コーポレーション |
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
綱嶋 辰典 2008年5月20日取材