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次に流行るお店

極められた米、日本の心、お米をたべよう。
一等米おにぎり専門店「ぼんご弐(BONGO’TWO)」
(東京・護国寺/おにぎり専門店)

第223回 2008年6月25日

具は からあげ・鮭・生たらこ
 大塚の大人気おにぎり専門店「ぼんご」からのれん分けした「ぼんご弐」が、6月10日、護国寺駅から徒歩1分の立地に新オープンした。

 この「ぼんご」という名前の由来は、キューバの、大きな音を生む太鼓の名前。

「大きな音で、より多くの人におにぎりの良さを伝えたい」という想いがつまっている。元々何かをうったえかける店を作りたい」と考えていた株式会社ティーエッセンス石塚龍樹社長は、大塚の名店「ぼんご」のおにぎりのおいしさ、シンプルな形態に惚れ込み、のれん分けを志願した。老舗のスタイルに石塚社長の斬新な発想、そして何よりも大塚「ぼんご」のお女将さんの温かい心粋が加わり、新感覚「ぼんご弐」が誕生したのである。


外観


まるで寿司屋のようなカウンター


看板メニューと本日の小鉢メニュー

 「一等米おにぎり専門店」と謳っているように、米の選定には相当な精力を注いだ。石塚社長は、米を選定する際、数種類の米を用意し、数十人で食べ比べを行った。すると、なんと9割の人が同種の米を旨いと言ったという。「ぼんご弐」ではこの選び抜かれた国産米だけを、さらにおにぎり用にブレンドし、使用している。

 同店のコンセプトの一つに、「握っているところを見てほしい」という、「手作り」に対する想いがある。カウンター越しに、職人の流れるように軽快な握りのパフォーマンスを眺めながら、その場で出来立てのあつあつおにぎりを頬張ることができる。シンプルで迫力のある外看板、直線のカウンター、寿司屋の様な雰囲気を醸し出すネタケースに、どこか遊び心を感じる不揃いな食器や、飾られた写真を見ると、同店は「おにぎり」というシンプルなテーマながら、くずし和食を全体で表現しているのではないか、という感覚が芽生える。


目の前で握りカウンターから提供


型にはめて量を決定

 日本の心である米を、最もシンプルな「おにぎり」というかたちで食べてもらいたい。これはスタッフ一同の願いだ。よってターゲット層は、もちろん老若男女を問わず、すべての世代である。

 約30種類の具が用意されているが、1番人気は鮭(230円)。護国寺スペシャル(じゃこと油揚げ)や鶏唐揚マヨネーズなどの変わり種もある中で、定番中の定番が1番人気。シンプルなメニューがうけるのも米が旨いからこそである。

 夕方5時からはアルコールも提供する。おにぎりの具を肴にちょっと一杯、という新しいおにぎり屋の楽しみ方も、ぜひお試し頂きたい。

 同店のおにぎりは、コンビニのおにぎりの約1.5倍(160g)というボリュームだ。たっぷりの具をつめ、米の甘さを引き出すために、空気を含ませて握る。具が上にものっていることで、中身がすぐにわかるだけではなく、最初の一口から最後の一口まで具と米の相性の良さを味わうことができる。これは、「どこから食べても具に突き当たるように」という想いによるものだ。

 日本の誇るおいしいお米と食文化を護国寺から、日本全国へ、世界へと、今後は海外も視野にいれながら10店舗程の直営店を展開したいとのこと。同店をきっかけに、日本のお米のおいしさが、新たに見直されることを期待したい。


オリジナルぼんごTシャツをきたスタッフのみなさん


【ぼんご弐(BONGO’TWO)】
住所 東京都文京区音羽1-17-14 大林ビル1F
電話番号 03-5825-4522
営業時間 11:30-23:00
定休日 日曜
客席数 20席
客単価 650円(イートイン) 1000円(テイクアウト)
目標月商
開店日 2008年6月10日
経営母体 株式会社ティーエッセンス
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
井上 真理子   2008年6月18日取材

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