次に流行るお店
恵比寿が好きな大人たちに贈る恵比寿の隠れ家
「恵比寿集合!九州男とうまかもん。わさび」
(恵比寿/和ビストロ)
第224回 2008年7月9日
「わさび」 外観
「大好きな街、恵比寿に伝説を作りたい!」との思いからこの店を立ち上げたのは元・創コーポレーションで、現Fuji. coParty代表の松崎陽子氏。彼女の手がける第一号独立店だ。
外観
タ−ゲットは恵比寿が好きな“大人達”。
店名の“わさび”というキーワードには“ピリッと心にスパイスを”の意味合いが含まれる。オーナー自身が根っからのスパイス好きであると共に、わさびは世界にも通用する日本のスパイスであることから、和食をやるなら“わさび”にしよう。と前々からあたためてきた企画だった。
メニュー
わさび自慢の鎌倉野菜
きんきの煮付け
高菜ちゃんぽん
料理は九州の郷土料理に限らず、手間隙かけた全国の旨い物が顔を揃える。とんこつスープで仕上げるシンプル焼きちゃんぽん、季節の土鍋ご飯、その日入った食材を使用したお薦めメニューは日替わりで楽しめる。レギュラーメニューは、佐賀の魚屋から直接仕入れた地魚や珍味、野菜たっぷりの黒豚の蒸ししゃぶ、旬のうまい魚のお造り。野菜は野菜ソムリエが直接選んだ鎌倉野菜を使用している。また、お刺身・お造り盛り合わせ、せいろ蒸し、スッポンやモツ鍋などもオーダーできる。さらに、うみたけ、くちぞこ、ワラスボ、なかなかお目にかかれない九州ならではの、珍しい食材を扱った料理を頂けるのも魅力のひとつである。
厳選された地酒
ドリンクはリーズナブルな物から高級感あるものまで幅広く扱っている。松崎氏がチョイスしたワインに、焼酎は九州の山田酒店から仕入れ、料理人兼焼酎アドバイザーの古川雄一氏が推奨した芋・麦・米・黒糖30種のこだわりの焼酎が揃っている。お湯割り同盟を作ってしまうほどのお湯割り好きであることから、お薦めのお湯割を聞いてみるのも面白いかもしれない。
お店の1階フロアは、オープンキッチンにカウンター7席、立ち飲みテーブル1つ。背中越しのガラス扉が開けていて、とても開放的である。さらに外から階段を上がってみると、2階のプライベートルームは全くの別空間である。ピンクの壁と黒いソファーのハーモニーが、大人の夜を演出してくれること間違いなし。2階は1組8名までのプライベートルームとして利用してもらう。ただし、料理は事前予約が必須である。
立ち飲みカウンター
2階のプライベートルーム
小じんまりとした隠れ家・和ビストロ、「恵比寿集合!九州男とうまかもん。わさび」。小じんまりとしているからこそ感じられるのは、思わずほっとしてしまう丹精込めて作られたうまかもんと、そこに添えられた人のあたたかさである。
オーナーの松崎氏は今後も様々な形で店舗展開を計画中である。「日本一 人の集まる場所」を目標に作られたFuji. coParty の活躍に今後も期待だ。
「わさび」 料理人、古川氏
【わさび】
住所 | 東京都渋谷区恵比寿2-26-6 |
電話番号 | 03-6323-5344 |
営業時間 | 17:00〜深夜 |
定休日 | 無休 |
客席数 | 1F カウンター7席、立ち飲み4名 2F 8名。 |
客単価 | 3500円 |
目標月商 | |
開店日 | 2008年7月1日 |
経営母体 | Fuji. coParty |
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
中村 友美 2008年6月30日取材