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次に流行るお店

鮮魚と七大鍋が一年中楽しめる、浜松町の新しい憩いの場
「海ぶん鍋ぶん」
(芝大門/海鮮・鍋料理店)

第234回 2008年9月17日

インパクト大の「和牛と九条葱 ピリ辛ちりとり鍋」。写真は2人前
 浜松町駅から歩くこと5分。光り輝く東京タワーを横目に、第一京浜を横道に入ってすぐの場所に、9月9日「海ぶん鍋ぶん」がオープンした。「魚、売切御免。鍋、年中無休。」のフレーズが印象的だ。


看板が印象的な店舗外観。


店頭に掲げられているフレーズ。

 同店を経営するのは、かもんフードサービス㈱。中目黒「鍋ぶん」に引き続き、カゲンの中村悌二氏によるプロデュース。
 「鍋ぶん」は、一年中鍋が楽しめることで好評だが、鍋料理ということで夏と冬の売り上げの差が大きいと言う。そこで、夏でもお客さまにより楽しんでいただけるようにと、鮮魚メニューを盛り込んだのが「海ぶん鍋ぶん」だ。


活気のある1階テーブル席。


靴を脱いで寛げる、落ち着いた2階席。


3つに区切れば20人用個室にもなる3階席。

 ビルの1階から3階までが店舗になっており、1階はキッチンの活気が伝わるテーブル席、2階は小上りになった堀りごたつ席もありゆったりと寛げる。また、3階は最大60名まで対応可能な、浜松町近辺では数少ない大きな宴会場スペースになっている。各階により、異なる雰囲気で楽しめるのも同店の魅力と言えるだろう。


鮮度が自慢の刺身盛り合わせ

 自慢の鮮魚は、相模湾など近海のものを中心に、旬の魚を日本各地の産地から直送した新鮮なものを使用。それゆえ、鮮魚は毎日「売切御免」。刺身としてはもちろん、煮て、焼いて、干物で楽しめる。


日替わりの売切御免メニュー。

 2人前から注文できる、鍋は全部で7種類。鍋ぶんでも楽しめる4種類に加えて、同店オリジナルは魚介の旨みがたっぷりの「豪快まんぷく 漁師鍋」(一人前2,200円)、さっぱりした味わいが年配の方にも人気の「ゆで豚とニラ 白ちゃんこ鍋」(一人前1,800円)、「和牛と九条葱 ピリ辛ちりとり鍋」(一人前2,200円)の3種類。


インパクト大の「和牛と九条葱 ピリ辛ちりとり鍋」。写真は2人前。

 汁ベースの鍋というと冬のイメージが強いが、夏にも楽しめる鍋ということで人気なのが「和牛と九条葱 ピリ辛ちりとり鍋」だ。生でも食することができる和牛と、野菜がてんこ盛りになっており、肉と野菜の旨みたっぷりと楽しめる。食欲をそそる、ピリ辛味は酒もご飯も進む味わい。
 すべての鍋の〆には、好みでうどんかラーメン、雑炊が楽しめる。

 ビールに日本酒、焼酎にカクテルなど酒の種類も豊富。中でもハイボールが5種類ほど用意されており、コカコーラで割った「ハイボール4号」(600円)や、女性にも飲みやすい梅酒とソーダで割った「ハイボール5号」(600円)なども。お客さまの反応も上々で、今後もハイボール6号、7号と展開も考えているのだそう。


店長の熊本威さん。

 お客さまは、界隈の男性サラリーマンが中心。
 「店の外観に大きく鍋のメニューを掲げていることから、鍋の専門店だと思って来店される方がほとんどですね。でも、メニューをご覧になって、つまみが充実していることに驚かれるお客さまが多い。鍋のシーズンを前に、お酒を楽しむ場としても利用していただければと思っています。」と話すのは、店長の熊本威さん。

「まずは、浜松町の皆様に店を認めてもらえるよう、スタッフ一同サービスを充実させていきたいと思っています。今は男性のお客さまが中心ですが、ヘルシーな鮮魚や、ゆず豆乳鍋など女性にも喜ばれる鍋メニューもありますので、冬に向けて女性のお客さまにも足を運んでいただけるようにしていきたい。」と今後の抱負を語る。

勢いのある店、をキーワードに、「海ぶん鍋ぶん」は冬の鍋シーズンに臨んでいく。


【海ぶん鍋ぶん】
住所 東京都港区芝大門2-5-11 村田ビル1〜3F
電話番号 03-5733-5203
営業時間 11:30〜14:30(LO14:00)
17:30〜23:30(LO22:30)
定休日 日祝
客席数 150席
客単価 4000円
目標月商
開店日 2008年9月9日
経営母体 かもんフードサービス株式会社
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
鈴木 明日香(すずき あすか)     2008年9月13日取材

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